十六作品目 ページ17
Aside
なんとか作品は作り上げて水彩で塗った
淡いけれど私はこれがいいと思えた。
作品は最優秀賞を取ったらしく
部活の先輩や同級生皆からおめでとうと
言葉を貰った。
私は信じられなくてつい泣いてしまった。
先輩と同級生はビックリしながらも
あの状況の中よく頑張ったと褒めてくれた
お礼を言いに行くからと野球部に
行こうとするとひとりが止める。
部員「は、花房ちゃん……」
「どうしたの?」
部員「あのね、花房ちゃんがこうなったの…
野球部に関わって、からじゃない…
だから、その、関わらない方が……」
「…心配かけてごめんねでも
これを書けたのは野球部の皆のお陰だから」
部員「でも、それでも私っ」
部員の一人が次を言おうとすると先輩が
口を塞いだ。
絵が大好きでいつも笑っている
優しいうちの部長が怒っているのだ。
先輩「行っていいわよ。
ここから先は花房ちゃんに聞かせられないから」
そう笑って言ったので私は言葉に甘え
野球部の人達の元に行くことにした。
「……な、なんて言えばいいんだろ……
とりあえず写真???作品は持ってきてるけど
……ど、どうしたら……」
なんて言いながら歩いているともう
グラウンドに着いてしまう。
「つい、ちゃった……」
まだなんて言うか決まってないのに
と思いながらどうしようと考えていると
御幸先輩が現れる。
御幸「あれ、花房じゃん?
監督たちに用事?ならこっちだぜ〜」
「み、御幸先輩!?わわっ…
お、押さないでください…!
自分で歩けますから…!」
御幸先輩に背中を最初押されながら
歩いていたけど自分で歩けると言うと
手を離して隣を歩く。
御幸「んで、なんの用事〜?」
そういえばという風に御幸先輩が聞いてきた。
「…作品の結果が、返ってきたので…
顧問の先生とか先輩たちの次に見せるのは
協力してくれた野球部の先生たちや
皆さんかなって思ってきたんです。」
戸惑ったように答えてしまう。
けれど御幸先輩は驚いたように
御幸「結果、返ってきたのか
なるほど。あとで結果教えてくれよ。
あと絵も見せろよ〜?
結局野球部全員見てねぇんだから
じゃ、あとでな花房。」
「は、はいっ、
ありがとうございました御幸先輩」
御幸先輩は手をヒラヒラと振って
戻っていき私は監督たちの元に行くと
片岡「花房か。その姿だと結果が出たのか。」
「は、はいっ
協力してくれた野球部の皆さんにも
お伝えするべきかと思って来ました」
緊張する。
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ルチア(プロフ) - 百瀬飴さん» ほんとですか!ありがとうございます (2020年6月27日 19時) (レス) id: 0eb92ca247 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬飴(プロフ) - ルチアさん» あ、あ、な、無いです……!!是非是非作って欲しいです…! (2020年6月27日 16時) (レス) id: 19f4ceaf66 (このIDを非表示/違反報告)
ルチア(プロフ) - あの!主人公のイメージ画像ってありますか?なければ、是非作らせてほしいです! (2020年6月27日 11時) (レス) id: 0eb92ca247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:百瀬飴 | 作成日時:2020年6月25日 20時