過去５ ページ47
「…おはよう。大丈夫？」
『はい。大丈夫です。制服、洗ってもらってすみません』
「…これも覚悟の上だったから」
『…叔母さん。私、あの医者に、何されたんですか？』
「ただの手術よ。何もしてないわ」ニコッ
また、嘘の笑み。
ただの手術ではない。
自分が人間じゃなくなる、何かの手術だろう。
人間が人間を食べることはしないから。
「さ、早く学校に行きなさい」
『はい。行ってきます』
1人での登校は慣れている。
ボーッとしていると、もう学校に着いた。
ガラッ
また昨日と同じようにドアを開ける。
…何故だろう？
昨日と同じように、ざわついていた。
すぐに分かった。
昨日の、あの事件の事なんやろな。
「…こいつ、マジで化け物だった」
「今すぐ退学させるべき」
「そーだそーだ！！」
1人が騒ぎ出し、みんながそれに合わせてブーイングをする。
みんなの視線が痛い。
また保健室へ逃げようとすると…
「おい。どこ行くんだよ」
クラスの中でもダントツガタイがいい人に止められた。
『…』
「なんで黙るんだ、よ！！」
ボコっ
鈍い音がした。
左頬が、酷く痛んだ。
殴られたらしい。
何回も殴られる。
誰も助けようとしない。
ブーイングは止むどころか、どんどん騒がしくなるばかり。
あぁ、これ殴り続けられて死ぬんかな？
そう思ったが、
「こら、お前たち！何をしている！！」
「げっ！先公！！」
サッと手を離した。
その隙に、
保健室へと、走り出した。
〜〜
「…今日は帰りなさい」
『はい…』
軽めの治療はしてもらった。
今日はこのまま帰ることになった。
トボトボと帰る。
もう、学校には行きたくない。
でも、受験生として行かなければ。
でも、教室に行ったらまた…
モヤモヤと考えた。
考えることがありすぎて、頭がパンクしそうだ。
…うん。
やっぱりちゃんと行こう。
学校では弱音を吐かない。
自分の心を押し殺して、耐えるしかない。
高校には行かなければ…
あいつから、逃げるためにも。
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金剛(プロフ) - みずがみ。2さん» ま、マジすか…？楽しみにさせていただきます！ (2019年3月7日 15時) (
レス) id: c811b2a2f9 (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - 金剛さん» わかりました！過去編あげますね！ (2019年3月7日 11時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
金剛(プロフ) - え、過去編見たいです（ずうずうしい）え、もう続編なんですか…はやい…自分も掛け持ちでいくつかやってるんですけど（4個どころじゃないけど）話の構成だけは練った方がいいかもですね…まぁ自分の意見ですのでアドバイス程度に思っていただけたら…はい (2019年3月6日 23時) (レス) id: c6864657de (このIDを非表示/違反報告)
みずがみ。2(プロフ) - 藍那さん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年1月20日 9時) (レス) id: 679c2618a4 (このIDを非表示/違反報告)
藍那(プロフ) - 私も偏頭痛持ちですごく痛いんですよね。わかります，偏頭痛には気をつけて頑張ってください (2019年1月20日 8時) (レス) id: 7b2615f08f (このIDを非表示/違反報告)
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