団子 ページ31
千｢あ！こっちこっち！｣
お茶屋に入り団子とお茶を頼み席に座る。
千｢まずお礼を言わせて、さっきはありがとう。｣
貴｢いや、当たり前だから。｣
出てきたお茶を一口飲む。
貴｢呼ばれた理由、何となくわかってるつもり。｣
千｢そっか。じゃあ単刀直入に言うね。私は旧き鬼の血筋、鈴鹿御前の末裔、千よ。その瞳と言い、血といい、あなたは一体？｣
貴｢私の名は雨宮咲耶。咲耶で構わない。高月の蝶血鬼と呼ばれる女鬼です。父が鬼、母が神代の巫女でした。この瞳は母が関係しています。｣
千｢そう...。高月に生き残りがいたのね。雪村家も滅んだと聞いていたけど...。それじゃあ、あなたが新選組にいるのは千鶴ちゃんを守るためなのかな？｣
貴｢はい。それが高月に生まれた者の役目ですから。｣
千｢風間達の事はどうするの？いくらあなたがいたとしても、風間が本気で仕掛けてくれば人間は無力よ。｣
貴｢わかってます。それでも千鶴様が決めた事に私は従う。命を捨てる覚悟なんて、とっくの昔にできてる。｣
千｢咲耶...。わかったわ、私も出来るだけ多く情報を集める。機会をみてお邪魔させて貰うわね。｣
貴｢ありがとうございます、千姫様。｣
千｢あー、だめだめ。私の事は千って呼んで。あと敬語もなし！｣
貴｢...わかった。ありがとう、千。｣
千｢そうそう、それでいいわ。｣
千は美味しそうに団子を食べた。
私も手を伸ばし口に運ぶ。
数年ぶりに食べたそれはとても美味しくて、今度皆さんに買っていこうと思った。
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咲耶(プロフ) - 薄桜鬼☆ハルハルさん» 完璧だなんてお恥ずかしい(///_///)ありがとうございます！よろしければ他の作品もよろしくお願いします！ (2018年2月4日 18時) (
レス) id: 5d27d89fab (このIDを非表示/違反報告)
薄桜鬼☆ハルハル - 話も面白いし、絵も上手い完璧すぎます!（≧∇≦） (2018年2月4日 15時) (レス) id: 5848c8507f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲耶 | 作成日時：2017年4月10日 20時
