忠告 ページ28
あの日以来私は皆と距離をおいて生活するようになった。
1人になれる場に行き剣術を磨きつつ、千鶴様を見守り手伝いをしている。
そんなある日、屯所に松本先生がやって来た。
千鶴様は人間を羅刹にする薬、｢変若水｣の話を松本先生から聞き、更に沖田が労咳だという事を聞いてしまった。
千鶴様自身は気づいていないけど、沖田に惹かれてる。
沖田も千鶴様に特別な感情を持ってる。
想い合っている2人にはとても残酷な事実だった...。
浮かない顔で庭掃除をする千鶴様に声をかけようと近づく。
風｢鬼の血を引くお前らが雑用をさせられているのか。｣
雪｢な、何をしに来たんですか？！｣
貴｢風間さん。｣
風｢そういきり立つな。今日はお前と綱道の関わりを聞きに来ただけだ。｣
雪｢父様の事を調べに来たの？｣
風｢...父様？｣
雪｢雪村綱道は私の父です！｣
風｢...なるほどな。｣
口元を微かに上げ近づいてくる風間さん。
刀に手をやり千鶴様を背に隠す。
雪｢一体父様の何をー｣
土｢敵地に単独で忍び入るか...そんな勝手は見過ごせねぇな。｣
貴｢副長...。｣
原｢女を口説くにはまだ早い時間だぜ。｣
平｢こいつらに近ずくんじゃねぇ！｣
私達を隠すように立つ3人。
刀を抜こうとしていた手は副長の手により止められた。
風｢ふん。１つ忠告してやろう...ただの人間を鬼に作り替えるのはやめておけ。｣
貴(人を鬼に...羅刹のことか)
土｢お前には関係ねぇ。｣
風｢...愚かな。咲耶こいつらといつまで共にいるつもりだ？千鶴、お前の父は幕府を見限った。お前がここにいる意味をよくよく考えることだ。｣
そう言い残し風間さんは消えた。
貴(...一度千鶴様と話をしよう...。)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲耶(プロフ) - 薄桜鬼☆ハルハルさん» 完璧だなんてお恥ずかしい(///_///)ありがとうございます！よろしければ他の作品もよろしくお願いします！ (2018年2月4日 18時) (
レス) id: 5d27d89fab (このIDを非表示/違反報告)
薄桜鬼☆ハルハル - 話も面白いし、絵も上手い完璧すぎます!（≧∇≦） (2018年2月4日 15時) (レス) id: 5848c8507f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：咲耶 | 作成日時：2017年4月10日 20時
