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ぐっと距離が縮まる


Aさんが驚いたように目を見開く。俺は思わず息を呑んだ。


見開かれた目には戸惑いが浮かび、ゆらゆらと揺らいでいる。

きめ細やかな肌が、ほんのりと赤く染まった。



Aさんも、ドキドキしてるんだろうか

…どきどき、しててほしい。



俺はじっとAさんを見つめる。戸惑う姿まで愛らしくて。
これくらい、意地悪してもいいよな…?



そのとき、Aさんが顔をそむけて目を伏せた




「…今日は、ちょっと距離が近い、ね…」



そう言ってAさんは手で風を扇いだ

顔は赤く染まり、とまどいからか目が泳いでいる



ズドン



胸になにか壮大なものが落ちてきて、驚きで俺はバッと勢いよくAさんから離れた。

心臓に直接カミナリを落とされたみてぇな衝撃。



「き、気のせいっスよ…」

「うん…」


な、なんかすげえ苦しい


なんかもうほんとに、、かわいすぎる…それはむり…むりだ、おれ


馬鹿。なんであんなことしたんだ

今までの反動か、一気にドキドキが押し寄せてくる。




「…あ、千冬くんクレープ全然食べてない。」


「…食べるとこだったんスよ」



はぁ、と俺は息を吐いた

すっかり熱は冷めたのか、Aさんはまたクレープを食べ始めた。
当の俺はまだ動悸が激しくて食べれそうにない。


…ここだけの話そんなに甘いもん好きじゃねぇし



到底、俺には届きそうにない

Aさんの方が何枚も上手で。

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設定タグ:松野千冬 , 東京卍リベンジャーズ , 場地圭介、羽宮一虎   
作品ジャンル:恋愛
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はちみつぷーさん(プロフ) - Miyumiyuさん» 初コメ嬉しいい・・・!ありがとうございます、モチベ上がりました!頑張ります! (2022年4月8日 15時) (レス) @page1 id: 602bf9e950 (このIDを非表示/違反報告)
Miyumiyu - めっちゃ面白いいいいいいい!千冬可愛いですねえ!更新楽しみにしてます^^ (2022年4月8日 14時) (レス) @page8 id: d2d5035906 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はちみつぷーさん | 作成日時:2022年4月7日 18時

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