第２２話 ページ23
事件がひとしきり落ち着いた頃、土方達は芹沢の元へ押しかけていた。
「いきなり飛び込んでくるとは、随分行儀が良いな」
「とぼけんじゃねぇ！総司に余計なことを吹き込んで、殿内を斬らせただろう」
芹沢は、事態を把握したのかほう、と頷き笑った。
「だが、何故貴様がそういきり立つのだ」
「なんだと...!?此方は仲間に同士討ちをさせられたんだ。怒るのは当たり前だろうが！」
「だが、殿内が二心を抱いていたのは嘘ではない。生かしておけばいずれ手を噛まれていただろう」
土方は相当腹にきているのか証明しろと言い放った。
そんな土方を見て、芹沢は鼻で笑った。
「随分鼻息が荒いのだな。『法度を破れば切腹』などという苛烈な隊規を定めた者の言葉とは思えん」
「切腹には介錯がいる。つまり、浪士組の隊士は命令が下れば躊躇なく仲間の首を刄ねることができねばならん。沖田は士道不覚悟で、粛清した程度で何を騒ぐ」
芹沢の正論に土方達は言葉を失った。
そんな土方達を見た芹沢は、お前達は甘い、と述べた。
「本気で名を上げようなどとは思っていない。江戸に帰るべきなのは、沖田ではなく...」
お前達の方ではないのか？
芹沢の言葉は、土方、特に近藤の心に深く刺さった。
「......たとえ、甘いと言われようとも俺は...」
彼奴に仲間殺しの汚名など着せたくなかった...!!
近藤の悲痛な思いは、静寂しきった部屋に響いた。
皆さん...とてつもなくお久しぶりです...
この度は色々とありまして、更新することができませんでした。
体育祭に文化祭、中間テストに長距離走の練習...休む暇など全然なく手付かずになってしまいました。
今週の火曜には長距離走大会で10km走らなければなりません...また更新が疎かになってしまいますが、よろしくお願いいたします！
こんな長文読んでいただき、有り難うございました！！
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。・★Tihiro★・。(プロフ) - 凄い面白いです！頑張って！ (2016年1月7日 0時) (
レス) id: 7f3f897855 (このIDを非表示/違反報告)
誠理 - とても素晴らしい!!これからもがんばってください!! (2014年12月28日 21時) (レス) id: e0f07ae67f (このIDを非表示/違反報告)
夢那(プロフ) - kouさん» 有り難うございます！まだまだ未熟ですが、頑張っていきます！ (2014年8月27日 20時) (レス) id: 673bccbebe (このIDを非表示/違反報告)
kou(プロフ) - 作者さん文才ありすぎです！スクロールする手が止まりませんでしたww龍ちゃん可愛い♪これからも応援してます！！ (2014年8月27日 19時) (レス) id: dbce7f75d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢那 | 作成日時：2014年8月27日 10時
