第15話夕食は楽しんで ページ16
島原での事件から一夜明け、芹沢の部屋に土方、山南、そして近藤が訪れた。
今後の隊について話にきたらしい。
「...なるほど。局長は芹沢先生と私、そして近藤君の三名ですか。副長は土方君に山南君と...」
「其から、隊をまとめるための決まりも作ってみた。今後集まってくる隊士は身分も生まれ育った環境もてんでバラバラの連中ばかりだ。烏合の集をまとめるにゃ厳しい決まりで締め付けるしかねえ」
近藤から渡された紙を見て新見は驚愕の声を漏らした。
其処には、五つの厳しい決まりが書かれていた。
「右の条条に背く者は切腹申し付ける候なり...勿論それが、局長だろうが副長だろうがな」
「局中法度か...よくもまあこんなことを考えるものだな」
それ以上、御互い話すことが無くなった為、近藤達は退室した。
とても厳しい物だが自分は浪士組の彼等とは違うということを痛感させられた龍之介だった。
切腹だとか、人を斬ったり斬られたり...
そういう世界に彼奴等は身を置いてるんだよな...
「へへっ!いただき〜‼」
「あっ」
前言撤回...
夕食の時間にそんなことを考えていた為、新八に香の物を取られた。
「龍之介‼取られたら取り返せ!」
平助に言われた龍之介は、辺りを見回した。
総司の隣、斎藤が随分と残しているのを目にした。
よく見れば、1回口に運ぶ量がとても少なかった。
これは...
いける!!
「貰ったぁぁぁ!!」
そう叫び、斎藤の香の物へと、箸を走らせたのだった。
もう、15話が終わってしまいました...
さて、一君は狙われてしまいましたが、一体どうなるんでしょうか!?
若干ギャグがはいりそうですねwww
ここまで、読んで頂きありがとうございました!
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
。・★Tihiro★・。(プロフ) - 凄い面白いです!頑張って! (2016年1月7日 0時) (レス) id: 7f3f897855 (このIDを非表示/違反報告)
誠理 - とても素晴らしい!!これからもがんばってください!! (2014年12月28日 21時) (レス) id: e0f07ae67f (このIDを非表示/違反報告)
夢那(プロフ) - kouさん» 有り難うございます!まだまだ未熟ですが、頑張っていきます! (2014年8月27日 20時) (レス) id: 673bccbebe (このIDを非表示/違反報告)
kou(プロフ) - 作者さん文才ありすぎです!スクロールする手が止まりませんでしたww龍ちゃん可愛い♪これからも応援してます!! (2014年8月27日 19時) (レス) id: dbce7f75d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夢那 | 作成日時:2014年8月27日 10時