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ギャラリーの間から見える所まで来たけど……………。





ダムダムッ、

キュッキュッ、

ガシャンッ、スパッ。



バスケットのあらゆる音が聞こえる。




あぁ、何だか懐かしい感じだ。







「おい、そこ!へばってんじゃねぇぞ!!」








あれは虹村先輩だっけ。


確か主将なんだよね。


あんなふうに部員を注意出来たり、あの人も凄いなあ。








「はぁ、今日もかっこかわいかった!

ねぇ結城、誰か好きな人見つけれたー?」



『えっ!?いや…………』



「ええーー!!

まあとりあえず今日は帰ろ!!」



「プリクラとか取りに行くー?」



「あっいいねーー!結城も行こ!!」



『あっ………うん』





ホントはあんまり好きじゃないけど。プリクラ。





「あっでももうちょい青峰くん見たい!!」




「私も〜〜〜〜!!!」




『あっちょ!!』






走るの速くない!?







『ちょっと、待ってっ!!ってわぁ!?』





外廊下のちょっとした段差に引っかかってしまった。



いつも転ばないようにしてたのに………!!



って、そんな余裕ない……………!!!






































「ッッ、大丈夫か?」





『…!?!?』








転ぶ!!って思ったとき、誰かに後ろから引っ張られて何とか転ばずに済んだ。







『………っあ、ありがとうございます…………って、


赤司くん!?!?』




「ああ、赤司だが…………


先程の、怪我はないか?」







『あっ、大、丈夫……です』





あの王子様的存在の赤司くんに助けてもらったとは…………とどもってしまう私。





「っふふ、良かった。

同い年なんだから、敬語でなくて良いんだよ?白鷺」






何が面白かったのか、くすくす笑う赤司くんに、









どきり。









どくどく。









心臓がうるさくなった。

あれ。→←ほうかご。



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設定タグ:黒子のバスケ , 黒バス , 赤司征十郎   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:沖司美夜 | 作成日時:2017年11月19日 20時

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