【黒バス】獄 卒 少 女。【獄都事変】

橙色獄卒が７人 ページ8

田噛side



今の今まで警戒しとくとか考えていた相手が自分の前の席だとは……何故だ。


あいつはか行で俺はた行だぞ。さ行はいねえのか、このクラスは。

ちなみに俺の前の前は火神と言うらしい。




しかし、席が後ろの方で良かった。寝れる。




「田上君、」


「ん？なんだよ、黒子」


「火神君じゃないです。た、が、み、です」


「一字違いかよ！！紛らわしいな！！！」




…………それは俺も思った。




「………あ？」


「田上君は、部活とかどうするんですか？」


部活？放課後………になんかするのか？だるい。
つか、そんな時間ない。


「……なんでわざわざそんなこと…」


「もし良かったら、バスケ部に来てみませんか？ボクと火神君もバスケ部なんですけど……」


「………バスケ？あぁ……」


「こいつが？やめとけ黒子、こいつには向いてない………」


火神………だっけか。なんなんだ、こいつ。

妙だな………。こいつも油断したら危なそう……


「こんな背ぇ低いしヒョロっちいのに、」


は？？


「………おい、火神………っつったか」


「あ？」


「………てめぇ、背ぇ低いとはなんだ」



結構気にしてることを………！！！



「……っっ！！(なんだ、こいつ……！！殺気か………！？)」


「…………いや、すまねぇ。けど今度背低いとか行ったら殺す」


「というか背が低いとかヒョロいとか、ボクの事も馬鹿にしてるんですか？火神君」


「は？事実だろ！………あと、すまねぇ、た、た………」


「田上君です」


「田上！！」


「………別に………」


いつもの任務もめんどくさいが、この任務ももっと面倒くさそうだな。





………だるい……。

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