今度の審神者は超怖がりでした《与》 (ページ32)

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訳あって近侍を変えてみました1－2 ページ32

鶴さんの不意打ちドッキリに3回も失神した俺である。
俺の寿命が縮まるって事でカネさんさんにしてみました。

『カネさんさん、今日から近侍よろしく！』

んじゃ！と手を振りその場を立ち去る。
カネさんさんの目は点になっておりその場の空気がシンとなる。

｢･･･はっ？！えっ？お、俺？俺なのか？えっ･･･ちょ･･･昨日まで鶴丸国永だったろう！何故俺なんだ？主！待て待て待て！｣

ここの本丸のカネさんさんはどんだけ驚くんだ。
嬉しいのもあるんだろうが驚きが90％ぐらいではなかろうか。

『いやぁ、不意打ちドッキリで俺１回政府に搬送されたから～･･･昨日俺居なかったでしょ？』

そうなのだ。
3回目のドッキリで3回目だからというのか政府に搬送されて行った。
何があった！と政府の人に聞かれたのだが『鶴さんを･･･近侍にしたら･･･不意打ちドッキリ仕掛けてき･･･』と言い終わる前に｢なぁぁにぃぃ！！｣という聞き覚えのある言葉で遮られた。

なぁぁにぃぃ！！
やっちまったなぁァ！

やっちまったなぁっていうか
まじでやられちまったよ。
どうしよ。
ならば近侍変えてみたら？
と言われたので何となくカネさんさんにしてみたのだ。

｢いやいやいや、嬉しいけどよ･･･国広の方がいいと思うぜ！｣

『いや、カネさんさんがいい･･･』

｢国広の方が･･･｣

何故堀川くんを推すんだ。
この本丸のカネさんさんは近侍となるとパニックになるようだ。
めちゃくちゃ堀川くん推してくる。
カネさんさんも近侍と言われて驚きだろうが難なく受け入れてくれるだろうと思っていたカネさんさんの予想外の行動に俺もビックリである。

｢国広･･･あ、国広とセットなら･･･｣

『せ、セット･･･？』

近侍セットは御座いません。