テレビからこんにちは ページ14
土方side
『や、やめろ・・・わ、悪かった・・・!』
俺は怯えた顔をやつにむける。俺がお化け嫌いなんて・・・口が裂けても言えねぇ!
現「・・・・・・なんで怖がるんですか?」
ボンッと黒い煙から現れたのは・・・。
『おぉううぉああああっ!』
現「辞めてくださいよ・・・そんなに叫ばないで。サタコさんです」
黒い髪の毛をだらんと垂らしたあの・・・テレビから出てくる・・・あの・・・。
「・・・テレビから出るって決めつけないで欲しいって言ってます。以前は、間違えて炊飯器から出てきてしまったとか・・・あと、エアコンから紙1枚になって落ちてしまったとか・・・ね?」
ウンウンと頷くサタコさん。意外と出る場所沢山あるんだな・・・なんて感心していたら。
総「そのサタコさんってのは・・・」
現「普通に話せるよ・・・?」
サ「あ、サタコと言うんでごわすけど〜、死神さんには良くして貰っているんでごわす」
『話し方おかしくない?〜ごわすって何?俺のサタコさんのイメージぶち壊されてるんだけど!』
サ「何言ってるんでごわすか?アンタら人に決めつけられる気は無いでごわする。テレビからこんにちはして家訪問したら怖がるしさ?気づいてもらえないから後ろに突っ立って後ろ振り返られたら絶叫されるしさ?もう・・・なんなんでごわすか?あたいは友達になりたいだけでごわするのに・・・」
現「・・・・・・サタコさんは料理がとても上手いんです」
『いや、そんな情報いらねぇから!テレビからこんにちはって何だよ?!何処の家庭訪問だよっ!』
総「土方さん、汗びっしょりですぜ?」
『うん、なんでお前は汗びっしょりじゃねぇか逆に聞きたいわ!テレビから家庭訪問してくる先生が何処にいる?!』
現「あ、因みにサタコさんは小学校の先生なんです」
『ここにいたァァァァァァ!』
サ「教育免許持っているんでごわすよ。すごいでしょ?」
『うん、テレビから出てくる教師が本当にいるなんて凄いと思うよ!うん!凄い!』
現「・・・サタコ先生は家庭訪問はテレビから?」
サ「いや、普通に玄関から・・・」
『そこはテレビからこんにちはしないとお化けじゃねーだろ!』
サ「いや、テレビからなんて失礼だし、玄関から入らないといけねぇでごわすよ?何言ってるでごわすか」
『炊飯器とエアコンから出てくる教師に言われたくねーわ!』
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Lime(プロフ) - 【死神くんは真選組】めっちゃ面白いです!主人公の過去とかもしっかりしてるし想像力豊か!!僕原作沿いの小説苦手で非原作沿い漁ってたんですけどとてもいい作品に出会えました!!更新ゆっくりでいいので待ってます! (2022年7月5日 22時) (レス) @page48 id: 9dc1bcf53d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のろすけ | 作成日時:2019年6月17日 19時