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第5話 ページ5

「でーだ、沖田A。特技は武道全般・・・」

「A、人を斬った事はあるか?」


近藤さんが茶封筒の中身を開け、履歴書を見ながら言うとそこに副長が入り込んできた。


「土方さーん、唐突すぎやすぜ」

「そうだぞ、トシ。そんな斧を落としたやつに「貴方は人を斬った事ありますか?それともありますか?」っていきなり聞いてどうするんだ!!」

「どっちも斬ってんじゃねーか!!!」


副長、土方十四郎は的確なツッコミを入れた。
流石はツッコミ鬼の副長と呼ばれた男である。


「で!!!!人斬ったことあんのかお前は!!」


ツッコミのテンションでこう言われたので俺もツッコミのテンションで行かなければいけない気がした。



「まるーーー!!!!!!!!!!!!!!」


俺は体を大きく使い頭上に指先をくっ付け、見事綺麗な〇を作ったのだった。完璧である。
ココ最近の一番の答え方である。




「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」


そんな「こいつ大丈夫か」みたいな顔で見ないで副長。
悲しくなってきて俺は30秒このままの姿勢で乗り切り、その後何も無かったかの様に姿勢を直したのだった。

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作者名:のろすけ | 作成日時:2022年6月22日 7時

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