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第18話 ページ18
「テメーらどこいってたんだよ」
「総悟兄とパンケーキの話してました」
「なんで戦場まで言ってパンケーキの話してんだよ!!」
総悟兄に肩を貸して貰いながら外に出ると土方さんが呆れた顔で待っていた。
「土方さん」
「・・・なんだ?」
グッと力強い目線で見られる。
その瞳に・・・どうしても桂さんの密偵である事を言えず黙り込んでしまった。
「なんか言い難いことでもあるのか」
「・・・・・・俺は、」
「・・・早く言え。早く言わねぇと士道不覚悟で切腹にさせっぞ」
「じゃあいいです」
「なっ!!」
土方さんは俺の顔が中々青い事に気がつく。
「・・・怪我してんのか」
「このくらい、怪我のうちには入りやせん」
「って無理してるんで早く持ってってくだせぇよ」
「あっ、総悟兄!!」
「はやく・・・・・・連れて行ってやってくだせぇ」
土方さんは何かを察したかのように俺をグイッとパトカーに押し込んだ。
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作者名:のろすけ | 作成日時:2022年6月22日 7時