彼女は期待を含ませた瞳と震える声で問いかけた。「好きだといえば気持ちに応えてくれる？」
その言葉にただ「めんどくさい女」と突き放せば、途端に耐えきれなくなった顔をして
「なんで…ッ…」
涙を流した彼女は最後、私に愛想を尽かした。
「もう貴方と関わらない」
涙を拭って暗く冷め切った「好きじゃない」と語られた君の瞳にドッと胸が高鳴った。
それは、心から込み上げる情熱か、心臓を握り潰されたような苦しみか、離れていってしまうという危機感か。
様々な初めての感情に口角を上げた。去ろうとする彼女の手首を掴んで抱き寄せる。
「行かないでくれ」
身勝手に彼女を引き止めたい一心で、私を好きでいてくれる君を手放したくなかった。手放すつもりもなかった。
どうせ、戻ってきてくれる。
そう、根拠のない自信だけを持ち続けて。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Omisoと申します！
夏油傑と五条悟の小説です。舞台は呪術の世界ではなく大学生パロになっています。そこで繰り広げられる「恋」のいざこざを楽しんでいただければと思います。
注意点
・夏油が誰もが引くほどのクズ男設定です。
・倫理観のない表現が含まれます。
・ヤンデレに近い描写があります。執筆状態：完結
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Omiso(プロフ) - =さん» コメントありがとうございます！沢山の素敵な褒め言葉をいただいて本当に嬉しく思います！最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2022年8月6日 7時) (
レス) id: 6bf568ad42 (このIDを非表示/違反報告)
= - 泣いた……めちゃくちゃ素敵なお話でした！理想のお話！だいすきです！ (2022年8月6日 3時) (レス) @page43 id: 7e2df62fe2 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 緑の白猫さん» 緑の白猫様ー！またのコメントありがとうございます！そうですね、皆が人としての成長を通じて幸せを勝ち取る。また、夏油も素敵な人柄に成長したのでこれから先に良い人が見つかる可能性はありますね！本当に最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2022年2月11日 23時) (レス) id: 6bf568ad42 (このIDを非表示/違反報告)
緑の白猫 - 完結おめでとうございます遅れましたァ! 綺麗な大団円ですね。何より夏/油が良い方向まで変われたっていうのもとっても素敵です。全員が全員幸せになれるの、恋愛もので初めて見たかもしれないです。彼には彼なりに素敵な彼女さんが見付けられると良いですね (2022年2月11日 21時) (レス) id: 22cb640d25 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 愛さん» 愛さん！またのコメントありがとうございます！私の書くお話が大好きといって下さってすっごい嬉しいです！もうにやけてしまうくらいに☺️私自身も終わるのが名残惜しいです🥲なので沢山読み返してください！(笑)本当に最後までありがとうございました！ (2022年2月10日 8時) (レス) id: 6bf568ad42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Omiso
| 作成日時：2022年1月23日 0時
