20話・最後の選択 ページ20
『大好き、A。君が大大大大大大大好きだ…ッ…！この気持ちがどうしても止まらないッ！！だけど、これで私たち両思いだね！！！』
空気が震えるようなおぞましさの中で、ピコンと画面に表示された文字。
ヤンデレモード解禁！貴方の身に危険が迫っちゃうよ！今すぐに好感度を下げる努力をしよう！
「はッ…ヤンデレモードって…それに貴方の身って私自身のこと言ってんの！？」
こんな展開誰が予想できた？いや、そもそもキャラクターと本当に繋がれる時点でおかしかったんだ。そこで私は身を引くべきだったのかもしれない。
だって、こんなの夏油くんのあるべき姿じゃない。
『Aー？聞いてるの？君のこと大好きって言ってるんだけどなぁ。嬉しくない？それとも聞こえないのかい？あー！なら、私がそっちに迎えに行けばいいのか！ちょっと待っててね。こんな画面ぶっ壊してあげるから』
ドンッ！ドンッ！ドンッ！と画面を叩き始めた夏油くんに静止の声も届かない。しかも、徐々に画面にピシリッとヒビが入ってきはじめた。
「〜ッちょ、やめて！夏油くん！！こんな…ッ…こんな展開になるなんて…ッ…聞いてない！！！」
どうしたら、どうしたらッ！？と慌てふためいているところに救済の如く出てきた選択画面。
1、友達の助けを呼ぶ
2、自分の力で説得する
3、そのまま放置する
1の友達の助けを呼ぶって…もしかして硝子ちゃん！？確か好感度は50%…手助けしてくれるか分からない。
2は、思いっきり私次第じゃん！！どう説得したらいいの！？まだ考えがまとまってない。
3は、放置って…そのあとは？私の身の安全の保証がない。もし画面が割れてヤンデレMAXの夏油くんがこっちに本当に来たら…ッ…
一体どれを選べば正解なの！？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿105投票結果
「『友達の助けを呼ぶ』にしよう！硝子ちゃん！お願い、助けてッ！」
腹の底から思いっきり叫んだ。だけど、硝子ちゃんは姿を現さない。
「な、なんで？た、たすけて…ッ…たすけてよ！！硝子ちゃん！友達だよね！ねぇ！？しょう…」
『A』
夏油くんが私の名前を呼んだ。恐る恐る目を合わせれば真っ黒な瞳でギロリとこちらを睨んでいた。
『なんで私以外のやつを求めるの？いけない子だね』
その瞬間、拳を思いっきりこちらに振り下ろしてはパリィン！とついに割れた画面。すぐに画面から離れようとした。だが、
その前に伸びてきた手によってガシッ！と腕を掴まれた。
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Omiso(プロフ) - shiorichanさん» さすがですね〜(笑)相当のヤンデレ好きだということが伝わってきます！私もプレイヤーなら3を選んでいましたね！なのでお仲間です(笑)最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2022年2月28日 20時) (
レス) id: 6bf568ad42 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - shiorichanさん» こちらでもコメントありがとうございます！はい！私が描きました！ヤンデレ最高ですよね🤤イラストを褒めていただくことはあまりないのでほっんとうに嬉しいです😆 (2022年2月28日 20時) (レス) id: 6bf568ad42 (このIDを非表示/違反報告)
shiorichan(プロフ) - 最後のところ私だったら3を選んでバットエンドに突っ込みまス☆ヤンデレ大好物なので−❤ (2022年2月28日 20時) (レス) id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
shiorichan(プロフ) - 最後のイラストってOmisoさんが描いたんですか❓❗ヤンデレな夏油で目が離せない…😍😍 (2022年2月28日 20時) (レス) id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 緑の白猫さん» うわん、緑の白猫様！コメントありがとうございます！このお話を書く上で全て意識したことを褒めて下さって本当に嬉しく思います！この嬉しい気持ちを上手く文に表せず歯痒いです(泣)五条の落ち込む表現は力を入れました(笑)本当にありがとうございました！ (2022年2月7日 0時) (レス) @page11 id: 6bf568ad42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Omiso
| 作成日時：2021年12月29日 10時
