2話・初めての出会い ページ2
入学式当日。
後ろの背景には学校が映り、そんな中で桜がヒラヒラと舞っていて校門の前に立つ主人公の後ろ姿。
「うわ、私の髪型も色そっくり！すごい偶然」
どことなく体形も似ている気がする。よりゲームに入り込めるじゃん。
『高校生活の最初のスタート。緊張と楽しみに胸がドキドキするよ。さて、最初はどこへ向かおうかな』
主人公のセリフが文として流れた後に３つの選択肢が表示された。
1、素直に指定された教室へ行く。
2、中庭へ行って桜を見にいく。
3、喫煙所に行く。
「何、この選択肢。おもしろっ」
独特な選択肢に思わずクスリと笑う。じゃあ早速、どれを選ぼうかな。
＿＿＿＿＿＿＿＿・41投票結果↓
「ここは『素直に指定された教室に行く』にしよ」
すると、校門をくぐり抜けて学校の中へ。古びた校内の景色が流れていき、教室のドアの前に着いた。
『初めての同級生と会うんだ。明るく元気に行こう！』
ゲーム内の私が意気込んでドアを開ける。しかし、そこには誰もいなかった。
「え？選択ミスった？」
と思いきや教室の時計は7時50分と来るには早い時間。いや、主人公まじめか。どうやら選択によって主人公の性格も変わるらしい。
この時間は流石にキャラクターは現れないだろうと思えば、扉がガラガラと開く音。視点がドアの方に移れば
特徴的な前髪。爽やかな笑顔。そのギャップにボンタンを履き、逞しい筋肉が隠しきれない体。
『おっと。一番乗りと思ったんだけどな。はじめまして。私は夏油傑。よろしくね』
「〜ッ夏油傑！？さっそくすぎない！？」
イラストも声もほぼ…いや、完全に公式。鼻血出そう。
『えっと、君の名前を教えてくれるかな？』
夏油くんがそういうと画面が説明文に切り替わった。えっと、なになに？
リモコンのマイクを使ってキャラクター達と会話をしよう！早速貴方の名前を彼に教えてあげて！
ハイテクか！つまり、私の声が直接ゲームの向こう側に届くの？え、すごっ。
さっそく、リモコンを口元に近づけた。
「Aって言います！夏油くんよろしく！」
側から見たらただの痛い奴。本当にこんなんで会話できるの？と様子を見てみると、画面の夏油くんは少し目を見開いた後、真っ直ぐとこちらを見て
『Aちゃん。可愛らしい名前に綺麗な声だね。そんな君と同期になれて嬉しいよ』
微笑まれて、一人称視点から見える自身の手がギュッと握ぎられた。まて、このゲームはどハマりするぞ。
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Omiso(プロフ) - shiorichanさん» さすがですね〜(笑)相当のヤンデレ好きだということが伝わってきます！私もプレイヤーなら3を選んでいましたね！なのでお仲間です(笑)最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2022年2月28日 20時) (
レス) id: 6bf568ad42 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - shiorichanさん» こちらでもコメントありがとうございます！はい！私が描きました！ヤンデレ最高ですよね🤤イラストを褒めていただくことはあまりないのでほっんとうに嬉しいです😆 (2022年2月28日 20時) (レス) id: 6bf568ad42 (このIDを非表示/違反報告)
shiorichan(プロフ) - 最後のところ私だったら3を選んでバットエンドに突っ込みまス☆ヤンデレ大好物なので−❤ (2022年2月28日 20時) (レス) id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
shiorichan(プロフ) - 最後のイラストってOmisoさんが描いたんですか❓❗ヤンデレな夏油で目が離せない…😍😍 (2022年2月28日 20時) (レス) id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - 緑の白猫さん» うわん、緑の白猫様！コメントありがとうございます！このお話を書く上で全て意識したことを褒めて下さって本当に嬉しく思います！この嬉しい気持ちを上手く文に表せず歯痒いです(泣)五条の落ち込む表現は力を入れました(笑)本当にありがとうございました！ (2022年2月7日 0時) (レス) @page11 id: 6bf568ad42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Omiso
| 作成日時：2021年12月29日 10時
