7話 ページ8
「お前いいなァ。気に入った」
その言葉に気味悪さと恐怖を感じている私の心情に気づく素振りもなく、目の前のこの人は嬉しそうに笑みを浮かべる。
知らない人にそんなこと言われて嬉しいなんて感情湧くはずがなくて…
とにかくこの人から早く離れないと…ッ…
サッと立ち上がり、男から距離をとって
「すいません、もう帰らないといけないので」
早口でそう告げて、返事も聞かずに駆け足で公園の外へと向かう。
カタカタと震える手をグッと握りしめてチラリと後ろを見てみるが、相変わらずベンチに座っていて幸いにも追いかけてくる様子はない。
このまま外に出ればもう問題ない とホッとして気が緩んだその時、
なァ と私に対して呼びかける声。
思わず応えるように振り向くと男の赤い瞳と視線が交わる。
そして、その目を細めれば私に柔らかに微笑んで
「きっとまたお前に会いに行く」
そう告げられた。
その言葉に対して返す余裕なんかなくて、彼から背を向けてそのまま公園を勢いよく飛び出し、家へまっすぐに帰った。
また会いにいく なんていっていたけれどきっと気まぐれに決まってる。
なんて勝手に結論づけて無理やり自分を納得させた私が甘かった。
その日から彼は"週に一度"必ずあの公園で学校から帰ってくる私を待つようにそこにいるようになったのだ。
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Omiso(プロフ) - ゆりさん» そして楽しみにしてくださっていたこと深く心から謝罪します。また、ヒロアカの作品を書く機会があれば是非その作品を楽しんで読んでいただけたらと思います。 (2020年6月27日 15時) (
レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - ゆりさん» 突然ですが、次回作のリクエストについてお伝えしたいことがありここでコメントさせていただきます。次回作についてですが、ヒロアカではなく他のもので書きたいものができてしまい違う作品を書くことにしました。リクエストに応えられないことをご了承ください。 (2020年6月27日 15時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - りんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！ゾワッとする場面が貴方様にとって作品の面白さになれていたこと本当に嬉しく思います！実は言うとバットエンドが好みでして…貴方様にはお見通しでしたか(笑)本当に最後までありがとうございました！！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ゾワっとする場面が多かったですがそこがまたこの作品の面白さで、とっても面白かったです！！！バッドエンドなのもOmisoさんらしさが出ていて私はすごく好きでした！最後まで本当にお疲れ様でした！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 8a717e60ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - Omisoさん» 楽しみにしています！！ (2020年6月6日 22時) (レス) id: ea414cb9ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Omiso
| 作成日時：2020年5月4日 22時
