18話 ページ19
カーテンの隙間から漏れる光。
眩しさに目が覚めるともう朝になっていて、目の前にはあどけなく眠る彼氏の顔。
「おはよう」
小声で呟き、静かに体を起こしてベッドから離れようとするとガシッと掴まれる腕。
彼の方を見れば、ゆるりと瞼を開けて赤い瞳がこちらに向けられた。
「もしかして起こしちゃった？」
「…いや、お前が離れたから起きた」
急にデレたような言葉にキュッと胸を締め付けられていると、グイッと腕を引かれて彼の胸の中に閉じ込められて
「一人でどっかに行こうとすんじゃねぇーよ」
グリグリと私の首元に顔を埋めて甘えるように抱きしめられる。
「ふふ、ごめん。起こすのも悪いと思って」
「勝手にいなくなる方が嫌だわ。というか今日学校ねぇーのになんでそんな起きるの早いんだよ」
「え？学校がない？」
そう言われてハッとし、携帯を見れば土曜日と表示されていた。
うっかりしていた。てっきり学校かと…曜日感覚狂っているのかな。
んー、と頭を捻っていると バーカ と軽く頭を叩かれた。
「いった！叩かなくていいじゃん！」
「たいして痛くねぇーだろ。それよりもせっかく休みだから出掛けるぞ。最近二人で出掛けられてなかっただろ」
そう言われればたしかにお互い予定がうまく噛み合わなくて出掛けられてなかったのかもしれない。
「うん！そうだね！ふふ、久しぶりのデートだ！」
笑顔でそう告げると彼は満足そうに笑い、早く準備すんぞ と立ち上がった。
「あー、A。一旦家帰って着替えるか？」
「うん、もちろん！勝己のために可愛い服着てくるね！…なんちゃって」
流石にいたかったかな と思い勝己の様子をチラリとみると
「〜ッお前な、そういうこと急にいうんじゃねぇー」
そっぽを向き、顔を隠していた。
けれど、耳が赤くて照れているのはすぐにわかった。
すごく珍しい…あの勝己が照れるなんて…
その顔をもっと見ようと近寄ると はよ帰って着替えてこい！！ と怒鳴られポイっと部屋から出されてしまった。
「俺のためとか可愛過ぎんだろ…」
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Omiso(プロフ) - ゆりさん» そして楽しみにしてくださっていたこと深く心から謝罪します。また、ヒロアカの作品を書く機会があれば是非その作品を楽しんで読んでいただけたらと思います。 (2020年6月27日 15時) (
レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - ゆりさん» 突然ですが、次回作のリクエストについてお伝えしたいことがありここでコメントさせていただきます。次回作についてですが、ヒロアカではなく他のもので書きたいものができてしまい違う作品を書くことにしました。リクエストに応えられないことをご了承ください。 (2020年6月27日 15時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - りんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！ゾワッとする場面が貴方様にとって作品の面白さになれていたこと本当に嬉しく思います！実は言うとバットエンドが好みでして…貴方様にはお見通しでしたか(笑)本当に最後までありがとうございました！！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ゾワっとする場面が多かったですがそこがまたこの作品の面白さで、とっても面白かったです！！！バッドエンドなのもOmisoさんらしさが出ていて私はすごく好きでした！最後まで本当にお疲れ様でした！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 8a717e60ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - Omisoさん» 楽しみにしています！！ (2020年6月6日 22時) (レス) id: ea414cb9ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Omiso
| 作成日時：2020年5月4日 22時
