17話 ページ18
"あの人"について答えなければならない時が来てしまった。
強く後ろから抱きしめられ、もう言い逃れは出来そうにない。
大切で大好きな彼氏。
そんな彼になぜ隠し事がバレたのか。
それは、私たちは受験生で中々会えない日も続いていたけれど連絡だけは定期的にしていた。
それなのに最近では、連絡もせず、メッセにも既読すらつけていなかった。
そのことが、彼に不信感を与えていたのだろう。
「なんで黙るんだよ。俺はお前の力になりたいんだ」
スッと抱きしめていた腕を緩ませると私の顔を覗き込み、ジッと懇願するように見つめられる。
彼に全てを吐き出せば楽になるかもしれない。
それに、共有すればもしかしたら今の状況も少しは変わるかもしれない。
だけど＿＿＿＿＿
私のせいで勝己に何かあればと思うと心も体も恐怖で震えるの。
「ごめん…言えない」
そういうとショックを受けたように一瞬顔を歪ませたあと、グッと口元を噛み
「…俺じゃあ力不足かよ」
言わない私に静かに怒る彼。
怒るほど心配してくれてるのは分かっている。
だけど、ここはどうしても譲れないから…
「違うの！！違うけど…」
俯いてそれ以上の言葉を言えなかった。
すると、しばらくして諦めたようにため息をつかれて
「そこまで言いたくなかったらもう無理にきかねぇー。けど俺は…」
お前の味方だから と言って私を抱きしめていた腕を離すとベットに寝転び、背を向けてそのまま寝てしまった。
そんな彼に申し訳なさと彼の優しさに心が痛む。
なんて優しいのだろう。何も言わない私の味方でいてくれるなんて。
だけど…だからこそ、彼を巻き込みたくはないの。
「自分で解決してみせるから…」
ベッドに眠る彼の背中にそっと触れて、部屋の電気をパチリと消した。
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Omiso(プロフ) - ゆりさん» そして楽しみにしてくださっていたこと深く心から謝罪します。また、ヒロアカの作品を書く機会があれば是非その作品を楽しんで読んでいただけたらと思います。 (2020年6月27日 15時) (
レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - ゆりさん» 突然ですが、次回作のリクエストについてお伝えしたいことがありここでコメントさせていただきます。次回作についてですが、ヒロアカではなく他のもので書きたいものができてしまい違う作品を書くことにしました。リクエストに応えられないことをご了承ください。 (2020年6月27日 15時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - りんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！ゾワッとする場面が貴方様にとって作品の面白さになれていたこと本当に嬉しく思います！実は言うとバットエンドが好みでして…貴方様にはお見通しでしたか(笑)本当に最後までありがとうございました！！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ゾワっとする場面が多かったですがそこがまたこの作品の面白さで、とっても面白かったです！！！バッドエンドなのもOmisoさんらしさが出ていて私はすごく好きでした！最後まで本当にお疲れ様でした！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 8a717e60ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - Omisoさん» 楽しみにしています！！ (2020年6月6日 22時) (レス) id: ea414cb9ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Omiso
| 作成日時：2020年5月4日 22時
