33話 ページ34
私を待ち構えるようにバッと両手を広げて、不敵な笑みを溢す彼。
全くわからない。目の前のこの人が何を考えているのか…
こちらに投げられたナイフを恐る恐る手に持ってみる。
このナイフでこの人を刺せというの？
試しにグッとナイフを握り締め、彼の方に向けてみるがカタカタと震える手。
いや、そんなことできるはずがない。
いくら両親を奪われたからって出来るわけがない…ッ
「固まってどうしたんだよ？もしかして怖気付いてできないのか？…お前の憎しみはその程度なのかよ」
突然カツカツと私の方へ近づいてくれば、手首を強く掴まれ、グッとナイフを彼の方へ引き寄せられて
「ほら、これでいつでも刺さる。お前が少し押すだけで復讐は叶うんだ」
そんなこといったって人を傷つけるようなことはしたこともないし、してはいけない…
人を刺すなんてこと無理に決まっている…ッ…！
「〜ッもうやめてよ！！こんなの復讐だなんていわない！」
バッとナイフを投げ捨てようとするが、グッと力が込められて動けない
「…たく、臆病だな。ならこう言えば流石にお前は許せないだろう」
スッと耳元に近づく彼の顔。そしてゆっくりと口を開けば
「お前の彼氏もちゃんと消してやったぞ」
その一言にブワリと憎しみと悲しみでグチャグチャになる感情。
そして、我を忘れるほどに怒り狂うのと同時にドス黒い感情に呑まれた途端に殺意が溢れて返って_______
腹の底からの叫び声と共にナイフを持つ手に力を込めた。
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Omiso(プロフ) - ゆりさん» そして楽しみにしてくださっていたこと深く心から謝罪します。また、ヒロアカの作品を書く機会があれば是非その作品を楽しんで読んでいただけたらと思います。 (2020年6月27日 15時) (
レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - ゆりさん» 突然ですが、次回作のリクエストについてお伝えしたいことがありここでコメントさせていただきます。次回作についてですが、ヒロアカではなく他のもので書きたいものができてしまい違う作品を書くことにしました。リクエストに応えられないことをご了承ください。 (2020年6月27日 15時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - りんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！ゾワッとする場面が貴方様にとって作品の面白さになれていたこと本当に嬉しく思います！実は言うとバットエンドが好みでして…貴方様にはお見通しでしたか(笑)本当に最後までありがとうございました！！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ゾワっとする場面が多かったですがそこがまたこの作品の面白さで、とっても面白かったです！！！バッドエンドなのもOmisoさんらしさが出ていて私はすごく好きでした！最後まで本当にお疲れ様でした！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 8a717e60ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - Omisoさん» 楽しみにしています！！ (2020年6月6日 22時) (レス) id: ea414cb9ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Omiso
| 作成日時：2020年5月4日 22時
