31話 ページ32
「大人しく俺のモノになってくれ」
そういって私の手を取る彼の願いを受け入れられるはずがない。
だけど、そんな私の意思を分かっているのか彼はより強く手を握って
「なァ、A。これは交換条件だ。俺はお前が望んでいた非日常を与えてやった。ジワジワと追い詰められ、幸せを感じない刺激的な毎日を。さぞ楽しかっただろ？だから今度はお前が俺に対価を払ってくれよ。理想のお前が欲しい。今まで俺を受け入れてくれたお前が欲しいんだ」
お前に拒否権なんてない とでもいうような威圧感。
だけど＿＿＿＿＿＿
「ッそんなの無理に決まってる！！交換条件？意味がわからない！！そんなの頼んだ覚えはない！！！」
そう簡単に彼の言う通りにするもんか。
私の人生をこれ以上振り回されたくない…ッ…
「たく…わがままで困るなァ。けど、拒否することなんて想定済みなんだよ。だから手っ取り早くAが俺のモノになってくれるように既に用意は出来てる」
なにをしたと思う？とニィと恐ろしい笑みを浮かべなら私に質問する彼。
「ッ…そんなの分からない…」
そう告げると しょーがないなァ というように口を開けば、
「俺以外のAの居場所を全て消してあげたんだよ」
「……え？」
私の居場所を全て消したって…どういうこと？
脳裏に家族や勝己がこの人によって消されたという考えがよぎる。
けれど、そんなこと認められない…認めたくないッ…
受け入られないとフルフルと首を横にふる私に、
「もしかして俺のこと疑ってる？なら自分の目で確かめてみなよ」
と手首を掴まれ、無理やり引っ張られるがままに自分の部屋を出て、両親が寝ている寝床へと連れて出された。
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Omiso(プロフ) - ゆりさん» そして楽しみにしてくださっていたこと深く心から謝罪します。また、ヒロアカの作品を書く機会があれば是非その作品を楽しんで読んでいただけたらと思います。 (2020年6月27日 15時) (
レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - ゆりさん» 突然ですが、次回作のリクエストについてお伝えしたいことがありここでコメントさせていただきます。次回作についてですが、ヒロアカではなく他のもので書きたいものができてしまい違う作品を書くことにしました。リクエストに応えられないことをご了承ください。 (2020年6月27日 15時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - りんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！ゾワッとする場面が貴方様にとって作品の面白さになれていたこと本当に嬉しく思います！実は言うとバットエンドが好みでして…貴方様にはお見通しでしたか(笑)本当に最後までありがとうございました！！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ゾワっとする場面が多かったですがそこがまたこの作品の面白さで、とっても面白かったです！！！バッドエンドなのもOmisoさんらしさが出ていて私はすごく好きでした！最後まで本当にお疲れ様でした！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 8a717e60ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - Omisoさん» 楽しみにしています！！ (2020年6月6日 22時) (レス) id: ea414cb9ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Omiso
| 作成日時：2020年5月4日 22時
