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29話 ページ30

「日常が壊れるのを、刺激的なものを求めたのも全部全部お前じゃないか」


そういう彼の言葉を否定することはできない。

確かに私は刺激的な何かが欲しいと願って彼に声をかけ、非日常を望んだ。

けれど、こんなことになるなんて…ッ…!


「俺は嬉しいんだ。"ヒーローを嫌う"同じ考えを持つ仲間…いや仲間以上の存在をAには感じる」


そんなお前を愛してやまない と恍惚な笑みを浮かべてスルリと頬を撫でられる。


私は彼と同じ考えを持つ仲間。…いや、違う。

私はヒーロー嫌いでもなんでもない。ただヒーロー嫌いと"偽って"きただけだ。

…そうだ!なら、それは全て嘘だと言えばこの人だって私に失望して諦めてくれるはず!


私の頰に置かれる彼の手をパシッと勢いよく弾き、


「〜ッ私は貴方に愛される要素なんて何もない!!貴方がここまでしてくるのは私がヒーロー嫌いだからでしょ?!…あれは嘘なの!!全部偽り!!だからもう見逃して…ッ!!」


一気に喋ったせいで息が引っかかり、下を俯きむせてしまう。


けれど、今はそんなことどうでもよくて…

とにかく私の言葉が彼に伝わって失望してくれば…!


そう願い、パッと顔を上げてみると彼の表情は___


「あァー、そのこと?別に最初から分かってたけど。なに、それで俺がAのこと諦めるとでも思った?」


見当違いな解釈ご苦労様 と告げると愉快そうに、そして絶望した私の顔を楽しむように笑みを浮かべていた。

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Omiso(プロフ) - ゆりさん» そして楽しみにしてくださっていたこと深く心から謝罪します。また、ヒロアカの作品を書く機会があれば是非その作品を楽しんで読んでいただけたらと思います。 (2020年6月27日 15時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - ゆりさん» 突然ですが、次回作のリクエストについてお伝えしたいことがありここでコメントさせていただきます。次回作についてですが、ヒロアカではなく他のもので書きたいものができてしまい違う作品を書くことにしました。リクエストに応えられないことをご了承ください。 (2020年6月27日 15時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
Omiso(プロフ) - りんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました!ゾワッとする場面が貴方様にとって作品の面白さになれていたこと本当に嬉しく思います!実は言うとバットエンドが好みでして…貴方様にはお見通しでしたか(笑)本当に最後までありがとうございました!! (2020年6月7日 9時) (レス) id: 47426ab442 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます!ゾワっとする場面が多かったですがそこがまたこの作品の面白さで、とっても面白かったです!!!バッドエンドなのもOmisoさんらしさが出ていて私はすごく好きでした!最後まで本当にお疲れ様でした! (2020年6月7日 9時) (レス) id: 8a717e60ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - Omisoさん» 楽しみにしています!! (2020年6月6日 22時) (レス) id: ea414cb9ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Omiso | 作成日時:2020年5月4日 22時

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