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君の幸せ ページ7
中学卒業が近づいて来た頃、私は征十郎が瑠菜ちゃんにプロポーズしているのを見かけた。
これで良かった。これでいいんだって自分に言い聞かせ、後で2人を祝った。
2人とも嬉しそうに「ありがとう」と言ってくれたのがとても嬉しかったんだ。
2人を祝ったあと、征十郎を呼び、瑠菜ちゃんとの惚気をいつまでも聞いた。
話が終わりそうになっても、何とか繋げて、二人は幸せなんだって、私がいなくても大丈夫なんだって知りたかったんだ。
そうでもしないと、私は征十郎のことを忘れられないと思ったから。
征十郎には瑠菜という彼女がいる。
私はただの幼馴染。
征十郎のことをたくさん知ってる。
でも、瑠菜にしか見せない顔を私は知らない。
私といる時よりも征十郎は幸せそう。
ほらね?
大丈夫でしょ?
私なんかいなくてもいいの。
征十郎は瑠菜の事だけ考えて私のことなんか忘れてくれていいんだよ。
だって、貴方には瑠菜という守らなきゃいけないひとが出来たんだから。
私はずっと征十郎の幸せを願ってるよ
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作者名:輪廻 | 作成日時:2017年8月19日 1時