私の大切な人【黒子のバスケ】

昔の私たち ページ3

『あぁ…またピアノの練習だぁ…』
「ほら、頑張っておいで？俺もヴァイオリン頑張るから(ﾆｺｯ」
『…うん！二人で頑張ってふたりで一緒に優勝しようね！』
「うん(ﾆｺｯ」


昔の私たちはとても仲が良かったんだっけ…
今では…そんなこともないけど…
あの時の約束…ちゃんと果たせて嬉しかったんだよな…


『うわぁぁ……緊張する〜…』
「大丈夫。深呼吸して。俺達2人の演奏ならみんなを驚かせられるよ」
『…うん…2人で絶対に優勝する』
「何があっても」
「『私(俺)達なら絶対に優勝できる！』」


｢優勝は……赤司、小鳥遊さんペアです！｣


『やった…！』
「優勝だね。2人で力を合わせたら」
『何でもできるんだ…』
「またお父様とお母様に褒めてもらえるね(ﾆｺｯ」
『うん！(ﾆｺｯ』


この時は私たち2人がお父様とお母さまにとても褒められたんだよね…
小さい頃から2人とも英才教育を受けてて…2人とも出来はほぼ同じだった…
けどやっぱり赤司くんの方が沢山出来てて…
私も負けたくなくていっぱい習ったんだっけ(汗

本当にいろんなことがあったな…
けどあの頃は楽しかった…いっぱい泣いていっぱい笑って……
でも…あの日…赤司君がいっぱい泣いて…赤司くんのお父様がとても怖くなっちゃったんだっけ…

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