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「え……そ、そんなぁ……私…もっもう終わりっ、かと思ってえええ」
平「あああ泣かないで泣かないで!」
平野さんの言葉が嬉しくて嬉しくて、
もうここで終わりにしなくていいんだ、諦めなくていいんだっていう安堵から涙が止まらない。
平「ご、ごめんね?仕事が立て込んでてどうしても会いに来れなかったんだ…」
平野さんはあたふたしながらも、覗き込んで私の涙を優しく拭ってくれる。
暖かくて大きい手が心地いい。
「うっ、うぅ……こんなの貰ったら私、いっぱい、電話しちゃいますよ」
平「うん」
「既読無視とかっ…、し、したら怒るし、」
平「うん」
「つまんない連絡も、たくさんしちゃいますよ…!」
平「うん、いいよ」
そう言うと平野さんはふにゃんと溶けそうなくらい甘く優しく笑う。
かっこよすぎて
ぐらりと視界が揺れた。
「えへへ…好きです、平野さん。」
ほっぺに添えられた手に私の手を重ねて微笑む。
平「…っ、あーもう。
うん、俺もAちゃんが好きだよ」
平野さんはそう言って
困ったように眉を下げたあと、いつものあの笑顔でくしゃっと笑った。
そして、私の手の中には平野さんの連絡先。
用事がなくても連絡していいって事だ。
好きな時に好きな人に連絡できる。
好きな時に好きな人に、好きと言える。
それがどんなに幸せか。
今の私の胸のときめきがそれを語っている。
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「今日、帰ったら電話しますね!」
貰ったメモを落とさないように、大事に大事に胸に抱いて家に帰った。
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だだ(プロフ) - こゆきさん» ええええ永瀬担がドキドキしてくださったなんて…とってもとっても嬉しいです(;-;)今度拝見させてもらいますね!! (2019年10月7日 23時) (レス) id: 5a5d6ba394 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき - 紫耀くんよりの廉くん担なんですけどドキドキしちゃうもんですね! 私は koiワズライって言う小説書いています!見てみてください!ちなみにオリジナルです! (2019年10月7日 21時) (レス) id: 6658eed2dd (このIDを非表示/違反報告)
だだ(プロフ) - こゆきさん» うわー!!ドキドキしてくれるかなって心配してたのでそう言って貰えて嬉しいです!!平野もイケメンに書けててよかった…。続編準備頑張りますので少々お待ちを!! (2019年10月7日 20時) (レス) id: 5a5d6ba394 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき - めっちゃドキドキしたぁぁ!紫耀くんめっちゃイケメン過ぎる!!あー紫耀くんも私に恋してくれないかなー! 続編めっちゃ待ってます!楽しみー♪早くー! (2019年10月6日 22時) (レス) id: 6658eed2dd (このIDを非表示/違反報告)
だだ(プロフ) - 永瀬にこさん» はじめましてコメントありがとうございます!!私もこんなこと起こらないかな〜って思いながら書いてます笑 あああそんな褒めていただいてめちゃくちゃ嬉しいです(;-;)頑張ります(;-;) (2019年10月6日 21時) (レス) id: 5a5d6ba394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だだ | 作成日時:2019年9月27日 18時