【ハリー・ポッター】ハーフの美少女はみんなに愛されています【親世代】II (ページ13)

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59話ページ13

_______でも悲しげな表情をするのはA・ミヤノが亡くなってしまった事だったのですね
ヘレナにとってA・ミヤノは大切な人だと分かりました

「次に教えて貰った魔法はアクシオだったの。Aおばさんが「シレンシオは黙らせる呪文なので次はアクシオを教えてあげます」と言ってくれたの。簡単な魔法でね。すぐにできちゃったわ。できた事にAおばさんは優しく褒めてくれたの。色々な物を寄せ付けて遊んだりしたわ。私はAおばさんの事が大好きだったの。今でもシレンシオやアクシオって聞こえると反応しちゃうの。おかしいでしょ？(笑」

ヘレナはそう言って眉を下げながら笑っている
_______おかしくなんかないと思います
その人を思うのは大切な事ですし...

『...おかしくなんかないと思います。貴女は優しいので、だから忘れられないのです。それはいい事だと私は思います。だから大丈夫ですよ(微笑』

Aは優雅な笑みを浮かべながらそう言っていた
_______ヘレナ、貴女はおかしくなんかないと思います
A・ミヤノの事が大切だと思っている事はいい事です

「ぇ......っ!!」

ヘレナはAにそう言われ、酷く驚いた
彼女の目に映る優しげに微笑むAはやっぱり、A・ミヤノと重なって見えて昔の事を思い出してしまう
_______ヘレナの目がうるうるしてます...
泣くのを堪えているのでしょうか？
でも、涙は我慢するものではありませんし...

「......あ、りがと...ぅ...!!」

ヘレナはAにお礼を言っていた
_______私の話を聞いたヘレナは涙声になってます
涙は我慢してはいけませんよ...

『涙は我慢するものではありません。今、ここにいるのは私だけです。ヘレナ、ここで思いっきり泣いていいのですよ』

Aがそう言った途端、ヘレナは堪えていた涙をポロポロとこぼれ落ちる
_______無理して我慢するのはよくないですからね
涙は一気に流した方がスッキリするとお母様が言ってました

「......ゎ、たし、ね、Aに出会えてよがっだ...!!」

ヘレナは涙声になりながらもそう言っていた
_______崩れ落ち、ポロポロと泣いているヘレナは少し嬉しそうでよかったです
私もヘレナに会えてよかったと思います

『ヘレナ』

Aがヘレナの名前を優しく呼ぶ
その言葉を聞いたヘレナは泣きながら「何？」と答えている
Aはダンブルドアに言われた事をヘレナに明かした

『...私ですね、貴女の言うAおばさんの生まれ変わりかも知れません』