26輪目:ジニア ページ28
翌日の夜
A「すごーーい!!どうしたのこれ!」
高尾「手持ち花火セット。3人でやろうと思ったんだけど、3人の家のもの全部持ってきたから量がハンパなくてさぁ、せっかくだから、海常の皆にも、みたいな?」
宮地「ありがとな黄瀬、竹内監督に話つけてくれて」
黄瀬「いえいえ!…これで昨日のお礼ってことで…なんか申し訳ないぐらいスけど…」
宮地「あぁ、全然いいよ、気にすんな」
笠松「……あの2人あんなに仲良かったか?」
高尾「……さぁ……?」
〜☆
緑間「……宮地さん、花火を上に向けないで下さい」
宮地「大丈夫だようちのエースの指には当てねぇからよ。それともあれか?火が怖いのか??」
緑間「っ!そんなわけないのだよ!!」
A「いや緑間君さすがに二個持ちで上に向けるのは危ないからね!?」
※よいこはマネしないでね
黄瀬「……ねぇ高尾君?」
高尾「?おー黄瀬君か。こうして話すのは初めてだな」
黄瀬「そういえばそうッスね。でも」
切れ長の目を細め、しっかりと高尾を見て話す
黄瀬「―わかってるくせに。俺も高尾君も、同じなのに」
高尾「…………」
黄瀬「でもこれもわかってるんス。もう俺を見てないって」
黄瀬は花火を持つ反対の手を拳にして高尾につきだした
黄瀬「Aちゃんの事をよろしく。なんてまだいうつもりはないッス。けど、しばらく確かめさせてほしいッス。俺が三年間想い続けた子の、好きになった相手を」
高尾「……!」
揺らがない黄色い目を、高尾はしっかり見つめて笑った
高尾「……上等だよ、俺だってそれなりの覚悟してんだよ。キセキの相棒として、な」
黄瀬は高尾のその返事を聞くと、花火を取りにその場を離れた
高尾「……確かめる、か」
昨日、宮地さんと黄瀬が一緒にいる場にでくわして、話したことのない二人が話していたから何かしらあったのだろうと読んでたけど
高尾「……ありゃ宮地さん、黄瀬に何か吹き込んだか……?」
……これはますます油断できねぇな
高尾「……せめて、秋桜の咲く頃までは」
そういう高尾の顔は、花火が燃えつきてしまったため、暗闇に隠れて見えなかった
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26輪目:ジニア
花言葉:注意を怠るな
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QOO - すごく面白いです!地味に「柴原」本名なので設定見たときは目を疑いました(笑)やっぱ和君カッコイイですね・・・ますます惚れました。夢主ちゃんと和君ハッピーエンドで終わってほしいですね・・・花言葉すごく勉強になります!!これからも頑張ってください!! (2018年2月26日 20時) (レス) id: 5adcb33c47 (このIDを非表示/違反報告)
くま - すごく面白いです!物語も楽しいし、花言葉とかも勉強になるしこれからも頑張ってください。 (2017年7月9日 14時) (レス) id: 33029edfb0 (このIDを非表示/違反報告)
実音(プロフ) - 夜叉様ありがとうございます!大変嬉しいお言葉です:::頑張りますので楽しみにしていて下さい!! (2017年6月7日 18時) (レス) id: 5df54606b0 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉〔刹叉〕(プロフ) - この作品が大好きです!高尾くんとハッピーエンドで終わってほしいですね……これからも応援しています!! (2017年6月5日 21時) (レス) id: 0f137dda1a (このIDを非表示/違反報告)
実音(プロフ) - 葵様ありがとうございます!更新頑張りますので楽しみにしててください! (2017年4月13日 22時) (レス) id: 5df54606b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実音 | 作成日時:2017年3月26日 2時