1輪目:サクラソウ ページ3
帝光中学校バスケットボール部。
キセキの世代を擁する中学バスケの最強校だ。
だが、ここでお話するのは彼らのことではなく、キセキの世代の一人、緑間真太郎の隣にいる、彼の相棒のような存在の彼。
高尾和成。彼の話である。
遡ると一週間前。彼、高尾和成は相棒(?)である緑間真太郎から突然切り出された話題は
緑間「来週、誠凛と海常の練習試合を見に行く」
という事だった。
高尾は鷹のような鋭い目を丸くしてキョトンと首を傾げた。
高尾「誠凛?どこそれ」
海常は全国でも有数のバスケ強豪校。インターハイも普通にでている学校だ。だが問題はその相手だ。
緑間「俺の旧友が進学した所だ」
高尾「へー、真ちゃんの?てことはバスケ強い?」
緑間「……いや、弱い」
高尾「え???」
ますます意味がわからない高尾だったが、成績優秀でバスケも天才のこの男が言うのだから間違いはないだろうと思った。
緑間「勿論、お前が漕ぐのだよ」
高尾「おい!?ジャンケンすらしてねぇだろ!??」
緑間「俺に勝ったことがないのによくいうのだよ」
高尾「うっっわ腹立つ……!!!」
ー・・・
黄瀬「Aちゃん!おはよーッス!」
A「あぁ黄瀬君、おはよう。」
時を同じくして、ここは海常高校。黄色い髪が印象的な彼は、キセキの世代の黄瀬涼太だ。そしてその隣にいる彼女は、彼と同じクラスで
この話を語るのに必要不可欠な存在。AAである。
なぜ必要不可欠なのかはのちのちわかるとして。
二人は話を続けた。
A「黄瀬君早いね、バスケ部?」
黄瀬「そんな所ッス。そういうAちゃんも早いッスね?」
A「んー家のお花の水やりが早く終わったからねー」
黄瀬「本当にお花好きなんスねー……あっ、暇なら俺らの朝練また来るッスか?」
また、というのは、黄瀬が何度か彼女を誘っているからである。願わくばバスケ部のマネージャーに。と言ったところだろうか。
A「そうだなー。お邪魔じゃないなら」
黄瀬「邪魔だなんてとんでもないッス!」
黄瀬が笑うとAも一緒に笑い、2人で体育館へ向かった。
はてさて、全く接点のなさそうな二人だが、このあとどのような物語になるのか。
とくと見届けて頂きたい。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
1輪目:サクラソウ
花言葉:青春の始まり
必ず最後に花言葉は書きますね!
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QOO - すごく面白いです!地味に「柴原」本名なので設定見たときは目を疑いました(笑)やっぱ和君カッコイイですね・・・ますます惚れました。夢主ちゃんと和君ハッピーエンドで終わってほしいですね・・・花言葉すごく勉強になります!!これからも頑張ってください!! (2018年2月26日 20時) (レス) id: 5adcb33c47 (このIDを非表示/違反報告)
くま - すごく面白いです!物語も楽しいし、花言葉とかも勉強になるしこれからも頑張ってください。 (2017年7月9日 14時) (レス) id: 33029edfb0 (このIDを非表示/違反報告)
実音(プロフ) - 夜叉様ありがとうございます!大変嬉しいお言葉です:::頑張りますので楽しみにしていて下さい!! (2017年6月7日 18時) (レス) id: 5df54606b0 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉〔刹叉〕(プロフ) - この作品が大好きです!高尾くんとハッピーエンドで終わってほしいですね……これからも応援しています!! (2017年6月5日 21時) (レス) id: 0f137dda1a (このIDを非表示/違反報告)
実音(プロフ) - 葵様ありがとうございます!更新頑張りますので楽しみにしててください! (2017年4月13日 22時) (レス) id: 5df54606b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実音 | 作成日時:2017年3月26日 2時