愛をこめて花を君に【高尾和成】

１８輪目:白アネモネ ページ20

A「それで……話って…？」
赤司「……君の事と涼太の事だよ」
A「…黄瀬君の……？」
赤司「…まだ苗字呼びな所を見ると、あまり関係は進展してないみたいだな」
A「…？つまり……？」
ピンとこないAは赤司に聞くしかなかった
赤司「…………いや、これは涼太が直接伝えるべき案件かな。では話を変えよう。次は君のことだ」
A「うっ、うん、どうぞ」


赤司「高尾和成」
A「……！、！」
赤司の口から思わぬ人物の名がでてきて思わず目を見開く
A「……なんで、赤司君が高尾君の事を……？」
赤司「気になる事があって少々調べてしまったんだ。まぁ、ほとんどは桃井の情報だが」
A「……！」(さつきちゃん……)
ということは、勘のいい桃井はAが高尾の事を好きという事は調べてわかっただろう。そう思うと恥ずかしくてたまらない


赤司「あぁ安心してくれ、彼には何も関わっていない。僕が気になったのは、君と彼が関わりをもっているという事だよ」
A「それに……何か問題が……？」
赤司はじっとAの瞳を見つめたあと、ふうと息を吐く


赤司「……問題がないから問題なんだ」
A「…………へ？」


意味がわからなくて変な声をだすA
A「問題がないから問題…？？」
赤司「その様子を見ると、どうやら覚えてないみたいだね。君と高尾君は」




中学時代に、一度会った事があるんだよ




A「…………え…？？」





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１８輪目:白アネモネ

花言葉:真実


次回はまた短い過去編。いろいろ諸注意があります

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