12輪目:ベンジャミン ページ14
高尾「ぶえっくしゅんっ!!」
緑間「……汚いのだよ」
高尾「いや、なんか急に寒気が……誰か俺の噂でもしてんのか……?」
緑間「お前の噂ではなく、お前の周りの人物に何かあったんじゃないのか?」
高尾「うーわ、痛いとこついてくるね真ちゃん」
時を同じくして、秀徳は夏合宿に入っていた
誠凛と同じ宿だったといろいろ問題があったりはしたが、今日で合宿は最終日となり、順風満帆と言ったところだ
高尾「何かあるとしたら黄瀬かな〜」
緑間「……?何故黄瀬がでてくるのだよ」
高尾「真ちゃんほんっと鈍感だね……?和成心配になるんだけど〜?」
緑間の蔑んだ目をみて高尾は押し黙った
高尾「……この前聞かせてくれた帝光の話から思ってたんだよ。あいつ、多分その時からずっと片想いしてると思う」
緑間「……黄瀬が、あいつを?」
高尾「普通のやつは気づくぐらいのアピールっぷりだろ。まぁ真ちゃんが鈍感なだけw」
黒子「そうですね」
………………
緑間「黒子いつからいたのだよ!?!」
高尾「おはよ〜黒子」
黒子「高尾君がくしゃみをした所からですね。おはようございます高尾君」
緑間「つまり最初からか、というか何故言わなかった高尾」
高尾「特に意味なーしw」
黒子「……黄瀬君がAさんに片想いしていた事は、僕も本人から聞いていました」
その一言を聞いて、2人は黒子の方を向く
黒子「黄瀬君が誰かを好きになるなんて思ってもみなかったので僕も驚いたんですが、話を聞くところによると、本気みたいです」
高尾「………………」
黒子「まぁ、高尾君がAさんが好きだということを僕も今知りましたが」
高尾「あっ」
黒子「僕は黄瀬君とライバルでもありますが、高尾君も、僕を唯一見つけてくれる大切なライバルです。どちらもとは押し付けがましいですが、応援しています」
黒子がいると知りながらも零した失態に恥じる暇なく、黒子のその言葉は純粋に嬉しかった
高尾「……ありがとな、黒子」
緑間「……そういえば、今日は海常と桐皇の試合だと言っていたな」
高尾「……………………え?」
黒子「そういえばカントクがこの後見に行くと言っていたような……」
高尾「黒子!!それ俺も行く!!!真ちゃんも!!!」
緑間「何故俺まで!?」
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12輪目:ベンジャミン
花言葉:融通の利く仲間
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QOO - すごく面白いです!地味に「柴原」本名なので設定見たときは目を疑いました(笑)やっぱ和君カッコイイですね・・・ますます惚れました。夢主ちゃんと和君ハッピーエンドで終わってほしいですね・・・花言葉すごく勉強になります!!これからも頑張ってください!! (2018年2月26日 20時) (レス) id: 5adcb33c47 (このIDを非表示/違反報告)
くま - すごく面白いです!物語も楽しいし、花言葉とかも勉強になるしこれからも頑張ってください。 (2017年7月9日 14時) (レス) id: 33029edfb0 (このIDを非表示/違反報告)
実音(プロフ) - 夜叉様ありがとうございます!大変嬉しいお言葉です:::頑張りますので楽しみにしていて下さい!! (2017年6月7日 18時) (レス) id: 5df54606b0 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉〔刹叉〕(プロフ) - この作品が大好きです!高尾くんとハッピーエンドで終わってほしいですね……これからも応援しています!! (2017年6月5日 21時) (レス) id: 0f137dda1a (このIDを非表示/違反報告)
実音(プロフ) - 葵様ありがとうございます!更新頑張りますので楽しみにしててください! (2017年4月13日 22時) (レス) id: 5df54606b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実音 | 作成日時:2017年3月26日 2時