９輪目:スイートピー ページ11
帝光中学2年時のとある春の日……
A「うぅ……結構多いなぁ……クラス分の提出物となるとそりゃそうか……」
グラ……
A「うわっ！？」(やばい落とす……！)
「おっと」
赤司「……女の子がこんなに持っていては危ないだろう？」
A「……赤司君……！」
A「ごめんね、ありがとう」
赤司「これくらい当然だよ。職員室まででいいかな？」
A「うん。ありがとう」
「あれ〜？赤ちんだー」
赤司「紫原」
紫原「どしたのそれ？」
赤司「彼女が重そうに運んでいたからね、手伝ってたんだよ。クラスメイトだしね」
紫原「ふーん……ねぇ赤ちんお菓子持ってない？」
赤司「持ってないな」
A(その巨体でお菓子食べるんだ……ってそうじゃなくて)
A「私、飴なら持ってるよ？えっと、紫原君？」(さっき友達に貰ってポケットにしまっていた棒付きキャンディー三つ。これで満足してくれたらいいんだけど……)
紫原「……名前は？」
A「……AA、です」
紫原「ありがと〜Aちん」
赤司「紫原に初見で気に入られるなんて凄いねA」
A「えっ？凄いこと……なの？」
赤司「他人にあまり興味をもたない男だからな。紫原、飴を貰ったんだから、一緒に運んでやれ」
紫原「うん、いいよー」
A「あ、ありがとう……二人共、用事とかない？大丈夫？」
赤司「んー……まぁあるが、一軍の奴らに連絡をするだけだからな」
A「えっ！？だとしたら尚更申し訳ない……」
紫原「じゃあー、Aちんも一緒に行くー？」
A「そっ、それは果たして意味があるのか……」
赤司「珍しいね、お前がそんなに人を好くなんて」
紫原「なんかねー、Aちんいい香りがするのー。お花みたいな」
A「あー、私お花が好きで家で育ててるから、多分それかな」
赤司「女の子らしい趣味じゃないか」
先生「なんか凄い二人を引き連れてきたなA」
A「まぁ……成り行きで」
先生「じゃあついでだ。これ、渡しといてくれるか？」
A「……これは？」
先生「青峰と黄瀬の補習課題だ。本当は違うやつに頼もうと思ってたが……まぁ何かの縁だ。二人に案内してもらえ」
A「……はぁ」
これは、彼らが変わる前のお話。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
９輪目:スイートピー
花言葉:優しい思い出
短い過去編になります。このタイミングでいれた理由は特にないです
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ＱＯＯ - すごく面白いです！地味に「柴原」本名なので設定見たときは目を疑いました（笑）やっぱ和君カッコイイですね・・・ますます惚れました。夢主ちゃんと和君ハッピーエンドで終わってほしいですね・・・花言葉すごく勉強になります！！これからも頑張ってください！！ (2018年2月26日 20時) (
レス) id: 5adcb33c47 (このIDを非表示/違反報告)
くま - すごく面白いです！物語も楽しいし、花言葉とかも勉強になるしこれからも頑張ってください。 (2017年7月9日 14時) (レス) id: 33029edfb0 (このIDを非表示/違反報告)
実音(プロフ) - 夜叉様ありがとうございます！大変嬉しいお言葉です:::頑張りますので楽しみにしていて下さい！！ (2017年6月7日 18時) (レス) id: 5df54606b0 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉〔刹叉〕(プロフ) - この作品が大好きです！高尾くんとハッピーエンドで終わってほしいですね……これからも応援しています！！ (2017年6月5日 21時) (レス) id: 0f137dda1a (このIDを非表示/違反報告)
実音(プロフ) - 葵様ありがとうございます！更新頑張りますので楽しみにしててください！ (2017年4月13日 22時) (レス) id: 5df54606b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実音 | 作成日時：2017年3月26日 2時
