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『友達になりたいならちゃんと…』






謎の声の話を遮るように






侑斗「誰がだ!!」





『いたっ…』






侑斗は自分で自分の頬を叩いた。






侑斗「お前ズレてんだから黙ってろよ」






そしてまた歩き出す。







侑斗「いたっ……!」







少し歩いたところで今更
自分で叩いた頬に痛みが走り
蹲る。







『侑斗…!!大丈夫か?』







侑斗の体から出た砂が形を形成し
地面から何かがでてきた





その何かというのは…





イマジン。







侑斗「お前のせいだ!馬鹿!!」







侑斗も良太郎と同じく
イマジンを体に潜ませている存在。
1人でブツブツ喋っていたのではなく
このイマジンと会話をしていたのだ。





まるで反抗期の子供のように怒鳴りつけると
またスタスタと歩き始める侑斗。






冷たい態度だったさっきと
反抗期の子供みたいな少し幼い態度
どちらが本当なのやら。







「侑斗、手当しないと…侑斗!」








1人でスタスタといってしまう侑斗に
手当しないといけないと言うイマジン。
でも侑斗はそんなの無視。
言っても止まらないので
その肩を掴もうとしたとき






ビリッ!!!!







「あ……」






侑斗「おーまーえー…!!これ気に入ってたのに!!」







イマジンが侑斗の上着を
綺麗に破いた。





元々機嫌が悪かった侑斗の顔がますます険悪になりお気に入りを壊されたことでますます機嫌が悪くなる。







「ごめんなさい…」







ツンツンガミガミ怒る侑斗に対し
素直に申し訳なさそうに謝るイマジン。







「ごめん…ごめんな侑斗…」








謝ってもずーっとムッとした顔で睨みつけながらイマジンと距離を詰めてくる侑斗

いまにもなぐりかかってきそうなくらい怖い顔だ。







侑斗「うぉりゃああああああああぁぁぁ!!」







なにをするかと思ったら

ぴょーんと

イマジン目掛けて大ジャンプ。

そして…








侑斗「デーネーブー!!」







プロレス技をしかけた。

桜井さんと同姓同名、そして桜井侑斗に関わるなと良太郎にキツく言いつけた突然現れた青年


桜井侑斗



そして、侑斗と行動を共にするイマジンデネブ




この2人は一体─。

.→←その男、ゼロのスタート



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作者名:ちあ | 作成日時:2019年11月26日 23時

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