第6話 ページ8
「で、凛世ちゃん。とりあえずなんだけど………審神者は何かわかる?」
「え、………はい」
「あ、うんわかんないのね!了解了解」
バレた。
「そんななんでバレたんだって顔しないでよー。
ゲーム一年以上やってるのにレベル14の子に審神者がわかるとは思ってないよ、うん」
「………すみません」
「いーのいーの!今から全部教えるから、政府の本部着くまでに頭に詰め込んでね」
「今から全部!?」
「…すみません凛世さん。メモしても大丈夫なので」
「あ、はい………」
メモしても覚えられるとは全く思えませんが。
「まぁ本丸行ってわかんないことあったらこんのすけに聞けばいいんだけど……基礎知識があった方がいいからね。
…というかなんの知識も訓練もなく送り込まれること中々ないから、その点ではレアだよ凛世ちゃん♡」
「え……嬉しくない………」
「素直でよろしい!あ、ちなみにこんのすけはわかる?」
………そんなこんなで、倖さんからの特別講座が続きまして。
今はコンビニの駐車場。
繍さんが何か買いに出ていったところ。
「とりあえず伝えておかなきゃいけないことはこれで全部かな!凛世ちゃん大丈夫?」
「大丈夫じゃ…ないです………」
審神者って書いてさにわって読むんだね。
ずっとしんしんしゃだと思ってた。
あのイケメン達神様だったんだね。
しかも審神者が神様まとめてるらしいじゃないですか。
そんな大役私につとまる?大丈夫?
「ちなみに今の話が全部纏まったのがこのマニュアルなんだけど」
「マニュアルあるの!?」
「でも書いた方が覚えるでしょ?長ったるい文字読むのやじゃない?」
………その通りです。
…………読書は好きだけど教科書とかそういうのは別だからね、うん。
「まぁこのマニュアル説明用だから本丸持ってけないし、どっちにしろメモ書いてもらわなきゃいけなかったけどね!」
そう言って楽しそうに倖さんは笑う。
「なんなんですか…………」
「あ、そーだ。1番大事なこと伝え忘れてた」
「ん…?」
「さぁて、きみには明日から、ブラック本丸に行ってもらいまーす!」
「ブラック本丸………?」
「大丈夫、大丈夫。その霊気の量ならなんとかなるなる!きっと殺されることはない………はず!」
「下手したら殺されるの!?」
突然の倖さんの発言に思わずタメ口でつっこんでしまった。
聞いてないよ、え、私死ぬの?
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雪 - とても良かったです( ´艸`)続きが気になります(´ー`) (2020年12月26日 21時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 雪乃さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年12月22日 21時) (レス) id: ca517f1ee4 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃 - このお話めっちゃ好きです!続き楽しみにしてます! (2020年12月22日 16時) (レス) id: 04eef4e4b1 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - イッヌの毛さん» ありがとうございます!伸びるように祈っててください!w (2020年11月20日 23時) (レス) id: ca517f1ee4 (このIDを非表示/違反報告)
イッヌの毛 - 面白い!絶対伸びる! (2020年11月20日 20時) (レス) id: e2d97a71dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らび | 作者ホームページ:
作成日時:2020年10月18日 23時