Episode 06 ページ7
『Aー!』
_誰…私を呼んでいるのは誰なの?
『すぐどこか行くよなA!ハァ…ッハァ心配した
んだぞ!』
_心配性のお兄ちゃんかな…でも、なんか違う?
『だって見てよ〜!すっごく綺麗なお花さんだ
よ!!たーっくさんあるんだよあはは〜♪
これきっと似合うよつけていーい?』
_あれ?この女の子…私に似てる気がする
『俺じゃ花を汚してしまうよA。キミがつ
けるべきだよ。ほら、嫌がらないで一度だけ。
ね?』
_ファサ…
『思った通りだ。君のように可愛らしい女の子
には花が似合うよ。とても綺麗だよA』
『でも、___だって可愛いよ?』
『そういうことじゃないんだよA。まあ、
俺もお揃いにしようかな(クスッ』
_この男の子…なんだか懐かしいな
『・・・あと、もう一度言うからね。
今度何処か行きたいなら俺の傍に居るんだぞ?
まったく、危なっかしいよAは』
『でも、___は絶対私のこと見つけてくれ
るんでしょ?心の中で繋がってるもんね。
そんな優しい___が私はだーいすき!(ニッコリ』
ドキッ…
『ほんっと…キミには敵わないなあ…さあ、一緒
に遊ぼっか。次は何処へ行きたいんだい?』
『___となら何処までだって行くー!』
_タッタッタッ……
楽しそうだなぁ…誰だったっけかあの子
大切なこと、何か忘れている気がする
思い出さなきゃいけない大切な、何かを__
────
──
A「…ぁ……痛った……ぃ」
赤「Aっ!」
A「あ…れ征くんどうs
ギュッ……
赤「キミが無事で、本当によかった…!」
あれ、私なんだか抱きしめられてる感じ?
…そうかまだ夢の中なのかなるほどね
何しても許されちゃう世界で何かしない訳が、
赤「ッ……!」
意外とサラサラ柔かいんだな…征くんの髪って
私の指に引っかかりもしないし女子顔負けだよ
気がついたらわたしは征くんの頭を撫でていた
赤「どうして…キミは」
A「ここってまだ夢の中なんでしょ?」
赤「…え?」
A「征くんって本当はとっても優しいんだ
ね。助けてくれてありがとう」
赤「A…俺は__
トクンッ…トクンッ……
征くんの心臓の音なんだか凄く落ち着くなあ
あれ、征くん何か言って…ま、いっか__
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作者名:栞乃 | 作成日時:2019年2月17日 23時