検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:5,845 hit

Episode 39 ページ40

Aside


_好きでもない男にそんな可愛い反応見せたらダメだよ


A「あれは…どういう意味?」


赤色のクッションをぽすぽす殴って雑念を晴らそうとし

ても結局モヤモヤが募るばかり、


コレじゃ寝ようにも寝れないんだけど…


────

──

黒「だ、大丈夫ですか?」


A「あはは…完全に寝不足です、」


やっべぇ…なんか頭チョー痛いしボーってする

しかも体の節々痛いしダルいしでクラクラりんだよ


赤「いや、大丈夫なはずない。熱でもあるんじゃないか」


A「な、何言って」


赤「ふーん…」


あー征くん困りますジト目で見つめないでくださいぃぃ


実を言うとね、38.0℃台ですっ☆

なんて言えるわけがないでしょ…笑


赤「じゃあ元気なマネージャーには仕事を頼もうかな」


A「え、」


赤「なんだ?いつもと同じことだろう」


A「そ、そうですよねー…」


いやまって、絶対いつもの1.5倍あるよね?

熱だから感覚狂ってる以前にハッキリわかるけど??


まあ…自業自得だし、やってやろうじゃないの!!


A「こんくらい余裕だし任せて!!」


赤「そう、期待してるね(ニコ」


そうしてフラつく身体に鞭を打ち、マネージャーとして

しっかり働いた


────

──

「「しゃーした!!」」


や、やっと終わった…

今日に限って練習長いし、意識飛んじゃいそうだよ


赤「おつかれさま…ってA?」


あれ、

なんか目の前クラクラするな


A「やばい…ちょ、座るね」


赤「ったく…頑張りすぎ」


冷たい手が額にあたってしゅわしゅわする

にしてもよく持ったな私の身体


赤「やっぱり熱あるんじゃないか」


A「嘘ついてて、ご…ごめん」


赤「辛かったらちゃんと言ってくれないと。俺の立場上

キミだけを贔屓することはできないからさ」


A「うん…ッ」


あーやばい

征くんの優しい言葉が沁みて泣いちゃいそう


桃「ちょっ大丈夫!?Aty(赤「悪いが桃井。

そっとしておいてくれないか」


桃「あ、うん…ごめんね?」


黒「桃井さん。僕達は先に帰りましょう」


あっ…泣いてる姿見せないようにしてくれたんだ

いつの間にか背中に大きなジャージかけられてるし、

何より征くんの匂いに包まれてて、安心する…


赤「よしよし」


A「ッ…うん」


泣いてることには一切言及せず、彼は私の傍から片時も

離れないでいてくれた


肩とんとんってさ、ホント優しかったな征くん

Episode 40→←Episode 38



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 栞乃   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:栞乃 | 作成日時:2019年2月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。