Episode 39 ページ40
Aside
_好きでもない男にそんな可愛い反応見せたらダメだよ
A「あれは…どういう意味?」
赤色のクッションをぽすぽす殴って雑念を晴らそうとし
ても結局モヤモヤが募るばかり、
コレじゃ寝ようにも寝れないんだけど…
────
──
黒「だ、大丈夫ですか?」
A「あはは…完全に寝不足です、」
やっべぇ…なんか頭チョー痛いしボーってする
しかも体の節々痛いしダルいしでクラクラりんだよ
赤「いや、大丈夫なはずない。熱でもあるんじゃないか」
A「な、何言って」
赤「ふーん…」
あー征くん困りますジト目で見つめないでくださいぃぃ
実を言うとね、38.0℃台ですっ☆
なんて言えるわけがないでしょ…笑
赤「じゃあ元気なマネージャーには仕事を頼もうかな」
A「え、」
赤「なんだ?いつもと同じことだろう」
A「そ、そうですよねー…」
いやまって、絶対いつもの1.5倍あるよね?
熱だから感覚狂ってる以前にハッキリわかるけど??
まあ…自業自得だし、やってやろうじゃないの!!
A「こんくらい余裕だし任せて!!」
赤「そう、期待してるね(ニコ」
そうしてフラつく身体に鞭を打ち、マネージャーとして
しっかり働いた
────
──
「「しゃーした!!」」
や、やっと終わった…
今日に限って練習長いし、意識飛んじゃいそうだよ
赤「おつかれさま…ってA?」
あれ、
なんか目の前クラクラするな
A「やばい…ちょ、座るね」
赤「ったく…頑張りすぎ」
冷たい手が額にあたってしゅわしゅわする
にしてもよく持ったな私の身体
赤「やっぱり熱あるんじゃないか」
A「嘘ついてて、ご…ごめん」
赤「辛かったらちゃんと言ってくれないと。俺の立場上
キミだけを贔屓することはできないからさ」
A「うん…ッ」
あーやばい
征くんの優しい言葉が沁みて泣いちゃいそう
桃「ちょっ大丈夫!?Aty(赤「悪いが桃井。
そっとしておいてくれないか」
桃「あ、うん…ごめんね?」
黒「桃井さん。僕達は先に帰りましょう」
あっ…泣いてる姿見せないようにしてくれたんだ
いつの間にか背中に大きなジャージかけられてるし、
何より征くんの匂いに包まれてて、安心する…
赤「よしよし」
A「ッ…うん」
泣いてることには一切言及せず、彼は私の傍から片時も
離れないでいてくれた
肩とんとんってさ、ホント優しかったな征くん
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作者名:栞乃 | 作成日時:2019年2月17日 23時