Episode 25 ページ26
Aside
A「よしよし…いい感じじゃん♪」
現在、私は征くん家の厨房を借りてお菓子を大量生産して
います!結局あの場にいた全員に迷惑かけちゃったのでお詫
びの意味も込めて…ね、←だいぶ反省している
A「明日も平日なのによくやるよ私…笑」
あらかじめ前日に使用人のお姉さん方に調達頼んどいて良
かった。本当は趣味かつ自己満でまったりクッキングする
予定だったけどまさか人に食べさせる機会が来るとは思っ
てもみなかったよ、
A「まって、ひょっとして才能あんのかな」
アイシングクッキーにチョコタルトにカップケーキにマカ
ロンにエトセトラ。我ながら手際良すぎて震えるんだけd
赤「…A?」
A「げ、征くん」
────
──
赤司side
_目が覚めたら22:00
重たい体を引きづって階段を降りた先に、エプロンに身を
包んだAを見つけた
A「あちゃ〜征くんにはバレてしまいましたか」
赤「これら全部…まさかAだけで作ったのか?」
A「そうだよー?んで今からラッピング始めるとこ!」
赤「へぇ…何か一口頂いてもいいかな?」
コレだけ大量にあるという事はおそらくバスケ部の奴らに
渡すつもりなんだろう。彼女の作ったお菓子を他の男に食
べられるのは本当に癪でしかない。だからせめて誰よりも
早く口にしたかった
A「え、でも…征くんのお口に合うのかわk(赤「キ
ミが一生懸命作ったお菓子なんだ。美味しくない訳ない
じゃないか」
A「へへ…征くんにそう言われるとちょっと照れくさ
いよ…//」
赤「ふふ、それは良かった」
手をパタパタと仰いでそのほとぼりを冷まそうとする仕草
がとても可愛らしい。そうして彼女は数あるお菓子の中か
ら一つのクッキーを俺に差し出してきt
A「征くん…あーん」
赤「」←硬直
A「た、食べないの?」
赤「…いただきます」
A「ど、どうかな…って!せっせせ征くんゆっ指は食べ
物じゃないよっ!?///」
赤「へぇ…そうなの?知らなかった」
A「ば、ばか何言ってんの…」
赤「クスッ…明日も早いし俺は先寝るね」
A「ひゃい…おやすみなさい征くん」
赤「おやすみなさい、A」
_ガチャ
赤「何だアレ…調子狂うだろ……//」
Aの声・表情・仕草全てにおいて俺の心を掻き乱しに来
ている。それがもし、無意識だと言うのなら
赤「たまったもんじゃない…」
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:栞乃 | 作成日時:2019年2月17日 23時