Episode 22 ページ23
桃井side
虹「うっしゃ連れてきたぞ赤司’s幼馴染みぃ!!」
「「虹キャプゥゥゥゥゥ!!」」
桃「赤司くん!Aちゃん来たよ!!」
それでも彼は目を覚まさない
救急車が到着するまで容態がどうなるかわからないから、
最善の準備と環境は整えられたけど…
虹「そしたらー…そうだな。俺と桃井とコイツ以外全員帰れ
青「はぁ!?何d(緑「赤司が心配だが、俺達はこの先何も
出来ない。大人しく帰るのだよ」
青「んだよ何も出来ねぇって…仲間も助けらんねぇっての
か俺達は…ッ」
黒「青峰くん…彼のの言う通りです。僕達はいるだけで邪
魔になりますからこの場を後にしましょう」
桃「皆、大ちゃんを宜しくね…?」
紫「任せてさっちーんなんとかするしー」
ミドリンもあんな事言ってたけど赤司くんと仲良いだけあ
ってすっごく心配そう。大ちゃん引っ張りながらずっとこ
っちをチラチラ見てたし…
_まさか赤司くんがこうなっちゃうなんて、誰も想像しえ
なかっただろうな
A「さつき…征くんどうしちゃったの?」
桃「赤司くんね、倒れちゃったんだ…」
A「…そっか」
_Aちゃん
未だ素性が掴めないミステリアスな女の子。赤司くんと何
か関係がありそうとは思ってたけど幼馴染みだったんだ…
虹「俺が三軍見に行ってる間何があったのか話してくれる
か?マジ突然の事で全然わかってねぇんだわ笑」
桃「あっそれについては私が話します!」
しどろもどろになりながら私は虹村さんに事の終始を伝え
た。途中言葉がつっかえたり上手く言えなかったと思うけ
ど彼は何も言わず最後まで聞いてくれた
────
──
Aside
A「征くん…」
隣でさつきが私の代わり虹村主将(?)に話をしてくれてい
る間、私はただ青ざめてしまった白い顔を見下ろす事しか
できなかった
・・・制服で直に正座しているからか、膝が痛い
でも征くんの心はもっとぼろぼろなんだろうと思うと、も
う身体の節々の痛みなんてどうでも良くて、それでもこの
胸がじりじり焼かれているのはどうしても誤魔化せなくっ
て、
A「…痛かったよね。苦しかったよね。
征くんをぐちゃぐちゃにしてごめんね。傷つけちゃって
ごめんね…」
_口から出る言葉は只の懺悔
“ごめんね”と紡ぐ度に不思議と浄化されていくこの心臓_
そんな快楽さが私は大っ嫌いだ。でもそれに浸れそうにな
っている私が…もう死に切れない程大っ嫌いなんだ
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作者名:栞乃 | 作成日時:2019年2月17日 23時