7.水曜日 ページ8
朝デスクを見ると積み上がった書類の横にメモ紙が置いてあることに気づく
その紙には
--2:00CA 0--
と記されている
ゼロ、、つまり降谷さんから
“2時にあのカフェで”
またあの人と会うのかと内心ため息をつく
できる女として思われるべくなるべく2時までに仕事は終わらしておきたい
ちらっとデスクの上の積み上がった書類を見る
これをにあと数時間で片付けなければと思い本当にため息を漏らす
、
、
お昼休憩も取らずになんとか仕事を片付け綺麗になったデスクを見てホッとする
ふと時計を見ると2時少し前を指してる
…まずい、かなりまずい、
ここ警視庁から徒歩でカフェまでは30分以上かかる位置にある、走っても20分ぐらいか、、
慌てている様子を見た新人がどうされました?と声をかけてくれた
焦っている事情を話すと僕が送っていきますよ!と言ってくれた
良い後輩をもったなぁ、、としみじみ思う
ありがとう!と言い車に乗り込む
「本当にありがとう!いなかったら怒られてたかも…」
と感謝を述べてると車では案外早く着いた
「いえいえ、いつでも頼ってください」
どこまでも優しい後輩だ、、あとで何か奢ってあげよう
時計を見れば2時10分、車じゃなかったらやばかったなあと思いつつ、でもこの遅刻はかなりやばい。
ほんとやばい。
カフェに入りたくない、、
入る他ないので仕方なく入るとそこには明らかに機嫌が悪そうな降谷さんがいて、
ひぃ…怖い、、
今すぐ帰りたい、、
あくまで極秘なので何事も無かったようにこの前の席に座ると
「遅かったな」
と低めの降谷さんの声が聞こえた
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作者名:くろでぃー | 作成日時:2019年5月3日 11時