営 業 開 始〜Meeting place〜《 2 》

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隼「はい、とうちゃーく！」


　「あ、ここか」


隼「いや、看板みたらわかるでしょ笑」





方向音痴な私が隼に連れられ到着したのは、

オシャレだけど、カジュアルなレディース用のアクセサリーショップ。


クリスマスが近いからか男女のお客さんが多い。

うわぁ、あそこの2人なんて手を繋ぎながら商品見てるから、

絶対カップルだよね。

って、ほとんどがカップルなのかな。…





隼「うわー、A来てくれて良かった〜。絶対1人じゃ入れないわ笑」





…こんな会話をしてる"友達同士の男女"の方が珍しいよね


私達がいつか友達以上の関係になる日は､、来るわけないのかな。

キレイなアクセサリー達を指さしながらキラキラした目で

見つめて、微笑みあう。


そんな目の前で当たり前のように起こっている幸せな時間を

隼と一緒に過ごせる権利は、私には無いの？


…私には無いんだ。

その権利があるのは、花梨さんだけなんだから。


だけど、私には花梨さんへのプレゼントを一緒に選ぶ権利はあるんだから。

この時間を大切にしなきゃ。楽しまなきゃ。



初めてできた好きな人と1日、2人きりで過ごせる今日は

きっと、人生で最高の日なはずだから。

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