検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:2,651 hit

君と。〜4〜 ページ6

放課後。何の部活にも所属していない私は、家へと向かっていた。

『あぁぁぁぁ!なんで上手く話せないのぉぉぉぉ!!』

絶対周りから変な目で見られるくらいの大声で愚痴を吐きながら、私は歩き続けた。

***

『ただいまぁ』

何処からも、返事はない。と言うのも、うちの両親はいつも私が起きる頃には会社へ出勤しているし、私が寝る頃に帰ってくる。だから、まともに話さないのだ。別に孤独だと思ったことも、泣きたくなったこともないが、それに矛盾して少しは寂しい。
幼い頃はたくさん遊んでくれた両親だ。私も頑張らないと。

一人で夕食を食べ、風呂に入り、寝る。これが当たり前になってきた。

『お母さん、お父さん、おやすみ。』

独り言を呟き、私は眠りについた。

私にはそのとき、明日自分の身に起こることなんて予想もできなかった。

時間と。〜1〜→←君と。〜3〜&作者から。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.3/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:柚琉來 | 作成日時:2017年8月16日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。