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早くにベッドに入ったのにあまり眠れなくて、休み明けというのもあり予定の時間よりだいぶ早く起きた。
出かける支度をし、玄関に向かっていると涼太くんが起きてきて「早いね、もう行くの？」と声をかけてくれた。
「おはよう。うん、休み明けだし早めに行こうと思って」
涼太「いってらっしゃい。気をつけてね」
いってきますと言って会社へ向かった。
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デスクで仕事をしているとユミが「おはよう」とやってきた。
ユミ「こないだはお邪魔しました」
「おはよう。またおいで」
翔太「あ、またお前Aの邪魔してんだろ」
ユミと話していると翔太と辰哉先輩がこないだのお礼にきてくれた。
ユミ「うるっさい、翔太。フロア違うんだからくんなっ」
翔太「お前に会いにきたんじゃねーよ。
Aにお礼ぐらいさせろや」
また2人でぎゃーぎゃーと始まった。
辰哉「いつもと変わらない朝がきたな」
「ね。なんだかんだ言って仲良いし」
「仲良くないっ」って2人とも揃ってるし。
辰哉「阿部ちゃんは？」
「まだ。たぶん総務寄ってからくるんだと思う」
辰哉「そっか、じゃまたくるわ。しょーたくーん帰りますよー」
翔太「Aまたな」
辰哉先輩に肩を組まれ手を振りながら出て行った。
ユミ「私も行くわ。時間が合ったら昼休み会お」
「うん、じゃーね」
定時になり朝のミーティングで亮平が入ってきた。
部長の紹介の後、
亮平「おはようございます。
大阪本社より参りました阿部です。
こちらへ来るのは入社以来なので、不慣れな点もあるかと思いますがよろしくお願いします。」
と、朝からキラキラな笑顔で挨拶をした。
周りの女子社員達も同様に目を輝かせていた。
ふと、亮平と目が合いニコッとされた途端みんなの視線を集めてしまった。
あー、これ絶対やな予感しかないやつだ。
案の定、ミーティングが終わった途端「ねぇ、どういうこと？」と囲まれてしまった。
「ただの同期なんです」と一言言うと「なーんだ」と言わんばかりにみんなデスクに戻っていった。
亮平「村上さん」
「あ、課長。おはようございます。よろしくお願いします。」
亮平「なんか気恥ずかしいね、この間はお邪魔しました。」
と、周りに聞こえない声で話した。
亮平「この間のプロジェクトの報告書見させてもらったよ。
すごくいいね。
今ある案件、進捗状況教えてもらってもいい？」
「あ、はい。データ送りますね」
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作者名：kazu | 作成日時：2023年2月8日 16時
