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全チームがそれぞれ抱えてる案件を亮平に報告し、全体のボリュームの抽出作業に取り掛かってた。
午後には振り分けがされるらしい。
ユミ「亮平どうだった?」
昼休みになりランチルームにいたユミと合流した。
「さすがだね、仕事が早い」
ユミ「楽になりそう?」
「この分だと多分ね。午後には担当振り分けられるから」
ユミ「亮平来てよかったね」
ふと、ざわざわし出した方を見ると翔太と辰哉先輩と亮平が入ってきたところだった。
ユミ「うるさいのがきた」
「目立つよねー。朝も女子が大変だった。
ただの同期って言ったら興味なくなったみたいだけど」
ユミ「うちの部署でも話題だった。
イケメン、エリート、爽やかな人が異動してきたって」
「やっぱり」
「そういえばリンちゃんのぬいぐるみどうだった?」「リンが気に入って離さない」なんて話していると、噂の3人組がトレーを持ってやってきた。
亮平「A、それだけ?」
「うん。充分。どう?大変?」
亮平「まぁ、勝手が違うからね。
大変っていうよりは慣れてないって感じだね。
でも同期がいてくれて心強いよ」
「何でも言ってね、協力するから」
亮平「うん、ありがとう。村上さん?」
「いえいえ、阿部課長?」
なんか慣れなくてやだよねーなんてみんなで笑った。
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午後になり、担当の振り分けがされた。
この分だと今までよりだいぶ余裕が出来そう。
亮平は得意先への挨拶に部長と出かけた。
リストを眺めていると私のチームの得意先にユウヤの会社があった。
何年もこのチームで担当していたから仕方ないけど、はっきり言って憂鬱。
担当者がユウヤじゃない事だけが救いかな。
今週末には計画書を持ってユウヤの会社へ行かなければならない。
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仕事は仕事。
関係ない。
・・・でも、嫌だなぁ。
また胃が痛む。
胃薬がなくなりそうだから、帰りに買って帰ろう。
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作者名:kazu | 作成日時:2023年2月8日 16時