距離遠愛中の溺愛彼女 紫原敦

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それから私はさつきにさっきあったことを全て話した。


桃井 「そっか…やっぱり赤司君はAのことを諦めきれなかったんだ…」

「え！？それってどういう…」


そう言うとさつきは淡々と語り出した



桃井 「赤司君はずっとAの事を好きだったんだよ、多分中学入る前からずっと。」

「それは、征くんに言われてびっくりした。」

桃井 「私ね１回聞いたことがあるんだ、もしAがむっくんと付き合うことになったらって」

「え！？そんなこと聞いたの！？」

桃井 「そしたら赤司君…」




赤司 『そんなことになっても俺はAの事を今まで通り見守っとくよ(*^^*)それがAの幸せなら。』

桃井 『Aの事、諦めるの？』

赤司 『諦める事は出来ないかもしれない…けどAの事を困らせるような事はしないさ。』




桃井 「って、そこまでAの事を考えてくれてたんだよ、けど好きって気持ちは自分の思うようには行かないよね…」


「…うん」




さつきの話しを聞いている自然とうちに涙が溢れた。



桃井 ｢ご、ごめん！！泣かせるつもりは無かったの！！｣

「ち、違う…私、征くんに凄い無神経だった。たくさん征くんに辛い思いさせちゃった…」




私はとんだ馬鹿だ…人の気持ちも考えなしでたくさん征くんに敦くんとの悩みを聞いて貰って…私が征くんの気持ちだったら苦しいに決まってる…




桃井 「Aはどうしたい？」

「…まずは敦くんと仲直りして、そんで征くんに謝りたい、それで答えを出す。」

桃井 「うん、それでこそAだよ！！頑張れ、応援してる！！」

「ありがとう、さつき(*^^*)」




私達の前を歩く敦くんに目をやり、そう決意した。




ちゃんと、仲直り出来るように頑張るんだ！！

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