Anemone . 27 ページ27
私が考え事をしていると、
コンコンコン
とノックが響いた。
TH「テヒョンだよ〜」
『…はい』
TH「…あれ、またアルビノだ」
『…最近多いよね』
私が苦笑いしながら目線を下に向けるとテヒョンが抱きついてきた。
『な、なにしっ』
TH「…落ち着く」
テヒョンの匂いが鼻をかすめて、
なんだか懐かしい気持ちになる。
…どこかで嗅いだことのある匂い。
だけど今の私には分からなかった。
TH「…アルビノ、治った。」
『………っ、え？』
変なの。意味がわからない。
言われて見れば世界が鮮明になった気がする。
TH「…あ、今日ね、俺久々に何もしなくていいの」
『…そ、なんだ』
TH「だからAと何かしたいなぁって」
そう言ってテヒョンはこっちを見て笑う。
相変わらず綺麗な顔だ、なんて。
『…外に、行きたい』
私が言った一言に、
テヒョンは顔をしかめた。
TH「…危ないよ」
『…だけど、どうしても外が見たいの』
さっきホソクさんが部屋を出て行った後聞こえた言葉。
" 雪が積もってますヒョン！ "
あれは多分ジョングクさんだと思う。
あんなに大人しそうなジョングクさんがはしゃいでいる雪がどんなものなのか知りたかった。
…雪は、まだ見たことがない。
『…雪が積もってるって』
TH「…気になるの？」
『…うん』
私が頷くと、テヒョンはしょうがないなぁ、とまた笑った。
TH「ちょっとだけだからね」
とか言いながらもテヒョンは絶対行くきまんまんだ。
わくわくしてるオーラが見える気がする(？)
TH「あ、でもちょっと待って。
ジニヒョンも連れてく。」
そう言って部屋を高速で出て行った。
…ジンさん。
私は多分ジンさんが苦手。
なんかちゃんと呼んでくれないし、
なんていうかこう、得体がしれなくて怖い。
……まぁ、みんなそうだけど。
なんだかこうやって考えるとやっぱり私は独りなんだなぁって思う。
みんなはみんなのことを互いに分かりあってるのに、私だけ蚊帳の外だ。
そんなことを考えて独りで勝手に気分を下げていると A〜、そろそろ行こ〜 って声が聞こえてきた。
…さっ、考えるのはやめよ！
初めて見る雪にわくわくしながら玄関まで行く。
JN「やっ、おはよ」
『ふっ、、おはようございます、』
手袋やらマフラーやらふかふかのコートやらでジンさんが丸くなっている。
吹き出しそうだったけど、なんとかこらえた。
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りお(プロフ) - 私も、明日テストですよ！いっしょですね！ (2018年11月28日 21時) (
レス) id: 610d527ce2 (このIDを非表示/違反報告)
飴薬(プロフ) - ゆんぎらぶさん» 嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年10月27日 22時) (レス) id: 158d4b0e37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんぎらぶ - このピョンテな感じ大好きです！！更新ふぁいてぃんです！！ (2018年10月27日 22時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
ＬＯＳＥＴＹ(プロフ) - ちあさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年10月24日 5時) (レス) id: 158d4b0e37 (このIDを非表示/違反報告)
ちあ - 本当に面白いです！楽しみにしてまーす。更新頑張ってください！！ (2018年10月24日 0時) (レス) id: 4a9056ee7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴薬 (Shiyaku) | 作成日時：2018年10月15日 18時
