確信犯 ページ22
え、ちょ、ちょっと待って。何これ。壁ドン!?
慌てて逃げようとするが、見た目の割りに力が強い。
しかももう役に入っているらしく、いつもの毒舌な雰囲気はすっかり消えていた。
『僕は君が好きなんだ…ね、僕じゃダメ…かな?」
「え、えと、『ううん…私も好き…だった』」
『ありがとう』
私は棒読みながらも頑張って台本どおりに動いた。
お世辞にも上手いとは言えないけど。
そんなことを考えていると美風藍は天使の微笑みを浮かべると優しく髪を撫で、顎に手をかけ___
え、嘘でしょ、まさか!!
台本どおりにいくとこの後はキスシーンだ。あまりにも自然に演じるから、そのまま流されてしまいそうで…。
「こんな感じ?」
「あ、うん…いいんじゃない?」
美風藍は唇が重なる寸前になるとピタッと動きを止めた。拍子抜けした気分だ。でも本当にほっとした。
……まさかね…本当に良かった…
「もしかしてキスされると思った?」
ニヤニヤしてる。これは確信犯だ!!
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カグヤ(プロフ) - アヤネ様、お話読ませていただきました!物語を通して、どんな出会い方でも互いに心開けばよい結果が待っていることを教えられました。これからも頑張ってください、応援してます(^▽^)/ (2023年2月27日 20時) (レス) @page50 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
莉奈 - おもしろいです (2019年5月18日 9時) (レス) id: e432bd9a62 (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ☆彡(プロフ) - S&Gさん» 読んでいただきありがとうございます!また読んでいただけると嬉しいです(´∀`*) (2018年8月25日 22時) (レス) id: b75e1606e6 (このIDを非表示/違反報告)
S&G(プロフ) - とっても良かったです!また、違う作品作ってくれたら嬉しいです! (2018年8月25日 18時) (レス) id: 176a693eed (このIDを非表示/違反報告)
rim(プロフ) - とっても面白いです!早く続きが見たいです…。応援してます! (2018年4月17日 15時) (レス) id: af3f77d797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アヤネ☆彡 | 作成日時:2017年7月1日 21時