第52話【ゲームセット】※※ ページ9
※引き続き注意です
――――
「お"っぇ…」
「あと1分だよ〜頑張れ〜」
嘔吐感とむせかえりそうになるのを何とか我慢しながら、終わる時を待っていたら、残り1分となった。
かと言って油断はしたら、相手の思う壷なので残り1分も気を引き締めた方が良いだろう。
「…ねぇ、Aちゃん」
さっきとは打って変わって、寂しそうな声色で声をかけられる。彼女はそんなKillerの声に疑問に近い形で反応する。
「僕さ、君の事初めて見た時すっごく僕の好みだと思ったんだ。それはもう、めちゃくちゃにしてから殺したいくらいにね」
今、Killerの言っている事は彼なりの告白のようにも受け取れるが、今の今までオープンにされ過ぎてる告白なのかどうかで受け取れるか微妙だ。もし仮に告白だったら、この状況で言うのもかなり変である。
「…な、に？」
彼女は意味不明な出来事に警戒心を強めた。
「だから、あんなErrorとかいう奴の元にいるなんて、僕絶対に許せない。君は僕の傍にいて、色んな顔見せてくれればいいのにって思った。覚えてる？僕があの時、そうキスした時君は顔、真っ赤だったよね」
段々と怒った声色になるKillerに言われてあの苦い思い出を思い出した。…穴があったら入りたい。
(お、思い出したくない)
彼女は恥ずかしく思ってKillerから再び目を逸す。
彼女が目を逸らすとKillerはムスッとした顔をし、機嫌が悪くなった。
「ねぇ、僕のことだけ見てよ！彼奴の事なんか見ないでさ！」
Killerは怒りに任せて彼女の下を強く押した。
ぎゅうと押された舌とともにひゅっと声が彼女の喉からもれる。
「や"ｯ？！」
これまで以上の息苦しさと嘔吐感等が彼女の全身に伝う。
咄嗟に我慢して嘔吐等は我慢できたが涙が出てきてしまった。
「あはっ…泣いちゃったか〜時間は…過ぎてるね。時間よりも先には泣いてなかったから一応Aちゃんの勝ちだよ。オメデトウ」
そう言うとKillerは彼女の口から指を抜いた。Killerの指と彼女の口からぷつんと透明な糸が切れた。
指を抜いた事で支えがなくなり、彼女の頭がだらんと垂れる。
「ゲホッゲホッ…」
息苦しさから解放され、呼吸を整えようと咳を出す。
そんな半泣き状態な彼女を見て満足出来たのか、Killerの不機嫌な顔が嘘のような笑顔になった。
「じゃ、約束どおりここからは出してあげるね」
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スナ(プロフ) - でいはちさん» ありがとうございます！これからも更新頑張っていきますね〜 (8月22日 21時) (
レス) @page44 id: 5bf8557c7d (このIDを非表示/違反報告)
でいはち(プロフ) - 初コメ失礼します。夢主さんが好きすぎてうっかり暴走するエラーくん良すぎますね。更新がんばって下さい。応援しています。 (8月22日 1時) (レス) id: bc065bd4cb (このIDを非表示/違反報告)
スナ(プロフ) - 坂道きいろさん» ありがとうございます！私が坂道きいろさんの夢女子になるきっかけになれた事大変恐縮です…！束縛やスキンシップ等私がこだわって書いている所に気づいて頂けて本当に嬉しいです！！近々更新再開するつもりでいますのでお待ちいただけると幸いです☺️ (7月27日 22時) (レス) id: 5bf8557c7d (このIDを非表示/違反報告)
坂道きいろ(プロフ) - スナ様の新作と聞いてau界隈に戻ってきました。主様は私が夢女子になった大元のキッカケなので、ウッキウキで読ませて頂きました😌徐々に明白になっていく束縛とスキンシップ、純愛という名のジレンマ…本当に大好きです、更新無理せず頑張って下さい✨ (7月25日 20時) (レス) id: eb56f1c342 (このIDを非表示/違反報告)
「」 - 面白いですね!!スワメア君とかエラー君とかだーーーいすきなのでありがたいです!!応援してます☆無理せずできる限りで頑張ってください〜!! (6月2日 19時) (レス) id: b3aaddef21 (このIDを非表示/違反報告)
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