プロローグ ページ1
ガラス越しに見たあの光景を昨日のことのように覚えている
有栖と有栖のお父さんと行った山奥にある施設は外観も室内も真っ白だった
私たちはガラスから子供達を見ていた
有栖はこの施設を分析してお父さんに話していたけど、私はそれどころじゃ無かった
私はあの子たちが怖かった
やっているのはただのチェスなはずなのに、子供達の目は死んでる
チェスで負けた子たちは震えたりしていた
人工的に天才をつくろうとする施設
そう有栖のお父さんが教えてくれた
そんな施設だからこそ、負けた子達がどうなるのか考えるだけでも怖かった
私から見たらこの施設はただの牢獄に過ぎなかった
ギュッ
有栖が手を握ってくれた
多分私はずっと震えていたんだと思う
有栖「大丈夫ですよ。私と茉莉はずっーと一緒ですから」
茉莉「うん」
これが私と有栖の最後の会話だった
91人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杏華 - こんばんは!気になっちゃって、えっと13,14,16話がないのはなぜでしょうか?(-ω- ?) (3月29日 22時) (レス) id: 30ebf8a24f (このIDを非表示/違反報告)
ィィィィィャャャャャァァァァァ!! - お願いします🙇続きをわたくしにおくれませんか……!!死ぬ程この小説が大好きなんですぅ!! (1月18日 19時) (レス) id: eb59d2896b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユリア | 作成日時:2023年8月25日 17時