46話 決心 side雅臣 ページ48
なんでこんなことしたんだろう…。
また、僕は君を惑わせて…困らせて…。
馬鹿だよね。
この恋心は、忘れるつもりなのにまだ未練たらたらで。
”コンコン”と突然誰かがノックした。
きっと、弥だろうと思い僕はドアを開けた。
すると、そこには梓がいた。
驚いた。
だって、普段梓は僕の部屋に来ない。
「雅兄、ちょっと話があるんだ。」
「え？あ、中に入って。こんなところじゃあれだから。」
そう言って僕は梓を部屋の中に入れた。
「話って何？」
僕は、梓に尋ねた。
「単刀直入に言うけど、雅兄はAちゃん好き？」
僕は、ドキッてした。
まさか、そんなこと聞かれるとは思わなかった。
「え…うん。好きだよ。大切な家族だし。」
「違う。異性として。」
梓は、強い否定をし冷たく言い放った。
「…恋愛対象として見てないよ。だって、年の差や世間体…義理の兄弟だし。」
僕は、目を逸らしながらそう答えた。
「…僕はAちゃんのこと好きだよ。家族だろうが年の差があろうが彼女のことが好き。だから、僕は告白した。」
(梓が、Aちゃんのことが好き？)
まさかそんなことがあるなんで、驚きを通り越してショックだ。
僕以外の人が、彼女の魅力を知っているなんて…。
あぁ、僕って心が狭いんだ。こんなにも嫉妬するだ。
「雅兄が、本当に好きじゃないなら僕Aちゃん奪っちゃうよ。…僕は本気だから。」
奪う？嫌だ。彼女を取られるくらいなら！
「梓ってかっこいいね…僕にはできないことを簡単に言っちゃうしやれちゃう。…でもね、Aちゃんだけは渡せない。だって、本当は好きなんだ。愛している。」
やっと僕は自分の気持ちに素直になれた。
素直に気持ちを言えたら、なんだか楽になった。
「…それ、僕に言うんじゃなくてAちゃんに言ってあげなよ。」
「もしかして…梓…このために？」
「内緒。散々、Aちゃんを振り回した罰だよ。」
梓は、目を伏せながらそう言った。
「ごめんね。梓の気持ちを知ってこんなこと言うなんて。兄として最低だね…。」
「最低だと思うなら、彼女のこと幸せにしてあげて。それが僕からの願い。」
そう言って、梓は立ち上がり”じゃ、用件はこれだけだから”と言って出て行った。
「僕も梓のように、自分に素直にならないといけない。でも、まだ気持ちを伝えるには…そうだ。あの日にしよう！きっと喜んでくれるよね」
そう言って、僕はとある準備をし始めた。
待っててね、Aちゃん…
やっと言えるから…僕の気持ちを
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めろんぷぁん(プロフ) - すみません。この書き方でないと内容が収まらないのです(._.)でも、アドバイスありがとうございます！ (2015年4月24日 23時) (
レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)
軋眼(Kishime)(プロフ) - 内容自体はとっても面白いのですが、字が詰め詰めで、少し読みにくいと言うか窮屈に感じました。 急な長文失礼しました。 (2015年4月24日 21時) (レス) id: 39be025a4e (このIDを非表示/違反報告)
めろんぷぁん(プロフ) - 指摘ありがとうございます！すぐに訂正いたしますね。 (2015年4月21日 2時) (レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - 16話 沖じゃなくて陸じゃないのですか (2015年4月20日 23時) (レス) id: ec74150d74 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぷぁん(プロフ) - すみません。8話に誤字があったので直しました。 (2015年4月14日 19時) (レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぷぁん | 作成日時：2015年4月6日 0時
