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3話 新しい家族2 ページ5

「あぁ、だから素敵な声なんですね。」
私がそういうと椿さんはパァーッと明るい顔になり私の頭を撫ではじめた。
「嬉しいこと言ってくれるじゃん!サンキュー★」
さらに激しく撫でてきた。
「あ…髪が…あの…やめ」
私が困ってると梓さんが欠かさずにこやかに椿さんを殴った。
「ごめんね?また、椿が迷惑かけて。」
そう言って梓さんが優しく髪を直してくれた。
「ありがとうございます!」
「いや、もともと椿が悪いし。でも、声のこと褒めてくれてありがとう。」
そう言うとニコって微笑んだ。
「では、問題児たちの紹介は終わったので…昴、祈織。」
右京さんがそう言うと隅で静かにしていた2人が近くにきた。
「こちらは、昴。大学生です。」
「あの…はじめまして。」
右京さんの紹介でお姉ちゃんが挨拶したので
「はじめましてよろしくお願いします!」
私もつられて挨拶をした。
すると昴さんは”…っす。”という短い挨拶で終わった。すると椿さんが
「そいつ無愛想に見えるけど、女の子が苦手なだけだから、気にしなくていいよ」
っとフォローをした。
「そしてこっちが祈織。高校3年生です。」
「よろしく。」
そう言ってお姉ちゃんと握手をした。
ついでに私とも。
なにやらお姉ちゃんは祈織さんの制服をジーっと見ている。
「どうかした?」
あまりにも見ていたのか祈織さんが思わず声をかけてた。
「い、いえ…あ、…この制服…ブライトセントレアに通っているんですね。」
「うん、そうだよ。」
お姉ちゃんが小声で”すごいなぁ”って言っていた。きっと頭のいい学校なんだと私は思った。
「かっこいい制服ですね!白い制服珍しいけど、よく似合ってますね!!」
制服の話題だったので、私も祈織さんの制服について語った。
そうすると祈織さん、笑いながら”君面白いね。でも、ありがとう”って言った。
家族紹介も終わりかなって思った瞬間、バターン!と大きな音をたててドアを開けた赤髪の人がいた。
「わりー遅くなった!って日向?!」
赤髪の人はお姉ちゃんを見ると驚いていた。
どうやらお姉ちゃんと同じクラスの人らしい。
「俺は兄弟とは認めないからな!」
と捨て台詞を吐いて部屋の隅に行った。
「ちなみに、あいつは侑介。高校2年生です。」
このとき私はきっと侑介さんはお姉ちゃんこと好きなんだって思った。
(あんだけお姉ちゃん見て赤くなれば気づかない人なんていないんだろうなぁ)
突然、ドアがまた開いた。
「遅れてごめん!」

振り返ると愛おしい先生がいた。

4話 家族?それとも愛?→←2話 新しい家族1



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めろんぷぁん(プロフ) - すみません。この書き方でないと内容が収まらないのです(._.)でも、アドバイスありがとうございます! (2015年4月24日 23時) (レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)
軋眼(Kishime)(プロフ) - 内容自体はとっても面白いのですが、字が詰め詰めで、少し読みにくいと言うか窮屈に感じました。 急な長文失礼しました。 (2015年4月24日 21時) (レス) id: 39be025a4e (このIDを非表示/違反報告)
めろんぷぁん(プロフ) - 指摘ありがとうございます!すぐに訂正いたしますね。 (2015年4月21日 2時) (レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - 16話 沖じゃなくて陸じゃないのですか (2015年4月20日 23時) (レス) id: ec74150d74 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぷぁん(プロフ) - すみません。8話に誤字があったので直しました。 (2015年4月14日 19時) (レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めろんぷぁん | 作成日時:2015年4月6日 0時

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