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少し寄り道して、
丘の上まで歩いてきた。

ここは、風通しが良いし景色も綺麗で
地元民からは好評な場所らしい。

まぁ、納得はするかな。





『相変わらず綺麗だなぁ』





なんて呟いてみると、
後ろから"そうだね"なんて声が聞こえてきた。

聞き覚えのある声に私はクスリと笑う。






『遅いぞー、お迎えが。』

?「もう…どれだけ探したと思ってんの…」

『約束したじゃん、待ってたんだよ?


















るぅとくん。』

る「あはは、ごめんね。
まさか2年かかるなんて思ってなかったもん」

『よくここが分かったねー!』

る「前に教えてくれたでしょ、ここ。」

『そうだっけ?』

る「お母さんの地元なんでしょ?覚えてて良かったです。」

『覚えてたんだね、ありがとう。』





そう、ここは母の地元だ。

小さい頃ここに住んでいたため戻ってきたが
特に変わり映えもしてなくて

正直、居心地がいい。


まさか、彼が覚えてたなんて驚いたけどね。






る「それにしてもここ2年で変わったんじゃないですか?
性格?喋り方?なんだろ、変わりましたよね。」

『変わってないよ、これが私の素だもん。』

る「あはは、じゃあ僕は今まで騙されてたんですね!」

『言い方酷くない?!』

る「まぁ、そんなことは別にいいんですけど…」






ふわっと夏風と一緒に私の目の前に立つ彼。

前より少し身長が伸びたのか、
目線が前より高く感じる。


でも、相変わらずその可愛くて癒される笑顔は変わらない。





る「迎えに来ましたよ、僕のお姫様。」

『へへ、待ってましたよ。私の王子様!』






私の唇に触れる彼の唇は
夏の気温よりも高く、熱く感じた。






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めあり(プロフ) - ひよこさん» 了解しました!ありがとうございます〜!(*´ω`*) (2021年2月6日 2時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - めありさん» 返信遅くなってごめんなさい!!なんとなくですが、日常の出来事だとかのほのぼのしたお話が見たいです!お兄ちゃん大好きな夢主だと嬉しいです…! (2021年2月5日 18時) (レス) id: bfed326696 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - ひよこさん» ひよこさん!質問なのですが、リクエストにあたって莉犬くんと夢主さんの兄妹のお話で、どのようなストーリーが希望ですか?大まかなもので大丈夫です! (2021年1月30日 10時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
めあり(プロフ) - 常日さん» 最後まで応援ありがとうございました!!神様は恐れ多いですうう(;▽;) (2021年1月24日 9時) (レス) id: 9f1dd59455 (このIDを非表示/違反報告)
常日(プロフ) - 完結おめでとうございます!!やっぱり神様だぁー! (2021年1月24日 4時) (レス) id: 7c647de83f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めあり | 作成日時:2021年1月10日 4時

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